パン屋をリスクなく開業・経営するには?リスク、デメリットやフランチャイズ加盟制度を徹底調査!

今の時代、パンはカジュアルなものから高級なものまで、日本人の生活に欠かすことができない存在となっています。しかし、パン屋開業はリスクが高く経営が難しいといわれています。ここではパン屋の開業のイロハ、リスクなく開業する方法を紹介しています。

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近年はパン屋の開業・経営のブーム

近年、パン屋が大ブームです。

とくに食パンをはじめとしたコンセプトがしっかりとしたパン屋や健康志向に特化したパン屋、本格的なパン屋など、多種多様なスタイルのパン屋の出店が相次いでいます。

そのため、“自分もお気に入りのパンを作って売りたい”と思い、オーナーとしてパン屋開業を目指す方も少なくありません。

ここでは、パン屋開業について徹底解説いたします。ぜひ、パン屋開業を考えている方は参考にしてみてください。

パン屋の市場規模とその動向

前述したようにパン屋開業がブームになっています。

とある企業が調査した2019年度の国内パン市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、およそ1兆5,000万円となっており、これからも微増していくと示唆されています。

一部、小売業自体が打撃を受けた影響でパン業界も厳しいといわれているものの、新しいアイデアでさまざまなパンが登場。メディアやSNSでも取り上げられる機会が増えた上にテイクアウトによる需要が大幅に伸長中。

その結果、2024年の国内パン市場規模は1兆6,225億円になるのではないか、と予測されています。

高級パンブームからレトロパン、今までにないアイデアパンなど、“パン”そのものが注目されている時代に突入したのではないでしょうか。

パン屋を開業・経営する際に必要な設備や資金・費用、開業までの期間

パン屋の開業と一口にいっても、開業までの道のりは平坦なものではありません。

ここからは、パン屋を開業する際に必要な設備や資金・費用、開業までの期間を解説。

  • 一人で一から開業する場合

  • フランチャイズに加盟する場合

これらパターンをそれぞれ解説していきたいと思います。

一から全て自分でやる場合

パン屋を開業する際、全てを自分でやる場合の設備や流れなどを解説していきます。

  • コンセプト決め

  • 物件決め

  • 物件契約

  • 内装工事

  • 設備の準備

  • 広告宣伝

  • 人員確保

  • 原材料の仕入れ先の決定

  • 資格取得

  • 開業準備 

パン屋を一から開業するためには、物件選びから材料の仕入れ先、そして商品試作などかなりの作業が必要になります。

また、資材もミキサーやフライヤーなど、自店に合わせたものを用意する必要があり、開業後に必要になったことに気がついて買い足すことなども珍しくありません。

一から開業する場合の初期費用

一から自分でパン屋を開業する場合、どの程度の初期費用がかかるのか試算してみました。

まず、パン屋の開業にかかる資金は相場で「1500万円以上」といわれています。

  • 物件取得費 約500万円

  • 内装工事費用 約500万円

  • 厨房機器など 約600万円

  • レジ関連 約10万円

  • 資格取得費用 約3万円

  • 広告宣伝費用 約30万円

  • 合計 1,643万円

もちろん、これに運営費なども加わったり、諸経費がかかるため最低でも2000万円は用意しておきたいところです。

フランチャイズに加盟する場合

パン屋を開業する上でフランチャイズを利用される方も多い傾向にあります。

一から自分での開業と比較してみましょう。まずは、パン屋開業までの流れです。

  • フランチャイズ本部に問合せ

  • 面談

  • 物件調査

  • 事業計画

  • 審査

  • 契約

  • 店舗の段取り

  • 研修

  • 開店

フランチャイズの場合、まず開業するまでの資金繰りや物件の取得や経営計画、研修などが用意されています。

自分で開業するより時間と手間が多少かかりますが、リスクなく開業・経営をするためのノウハウを詰め込んでくれるため、開業後も安心して運営することができるのです。

フランチャイズで開業する場合の初期費用

フランチャイズでパン屋を開業する場合の開業初期費用の内訳をみていきます。

  • 加盟金など本部への支払い 300万円

  • 物件取得費 100万円

  • 改装・設備費 1000万円

  • 備品など 80万円

  • 広告宣伝費 15万円

  • そのほかの費用 35万円

  • 合計 約1600万円

規模によっても変わりますが、加盟金などフランチャイズ本部に支払うお金がかかっても、一から開業する場合とさほど大差はないでしょう。

もちろん、2000万円以上かかることもあるのでフランチャイズ本部に問合せてて見ることが重要です。

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