アパレルの開業・経営はゼロ円でもできる!? ネットショップの開き方や仕入れ方法も解説!

私たちが生活するために必要な三大要素衣食住のうち、衣を担っているのがアパレル分野です。そのアパレルの開業を検討する方は決して少なくありません。しかし、アパレルはなんとなく店を構えただけでお客様が当たり前のように入店してくれるほど頻繁に訪れる場所ではないため、アパレルを開業して成功しようと思うと、アパレルで成功するための正しいプロセスを踏んでおく必要があります。今回はアパレルの開業、経営の基礎知識や実店舗販売とネットショップ販売の特徴、商品の仕入れ先などについて解説します。

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アパレルの開業・経営の成功事例

トレンドとなっているネットショップの無在庫販売と無人店舗販売のそれぞれの成功事例を紹介します。

ネットショップで無在庫販売を行い、リスクなく成功した事例

ネットショップでの販売は基本的に独自のECショップであるケースがほとんどであるため、ショップ名は伏せて事例を紹介します。

とある独自のネットショップでは、中国輸入の代行業者を経由して仕入れることで、不良品の返品や返金対応が発生してしまった場合に、それらを業者側に任せてリスクを最小限に減らしています。

出品する商品を中国のECサイトで調べて、ランキング上位の商品をそこで見つけたら在庫がなくてもとりあえず出品します。注文が入ったら代行業者を通じて発注をかけて、代行業者宛てに商品が届いたら、直接日本のお客様に発送するスタイルをとっています。

この方法で月商130~150万円、利益は40万円程度毎月発生しています。

無人販売でコストを抑えた、「ムジンノフクヤ」の事例

無人販売については、単純無人型を採用するムジンノフクヤが有名です。無人状態で24時間営業していて、古着選びから精算までお客様で完結させるスタイルを採用しています。この形態にしてからは、新型コロナウイルスの影響もあって月に300人以上が利用するほど人気を上げました。

ネット販売も視野にいれていましたが、古着を購入したい方はは触って確かめたいと考える方が多いとのことで、この形態を採用したと言います。

アパレルをネットショップで開業する方法

アパレルをネットショップで開業する方法はいくつかあります。それが以下の3つの方法です。

  • BASEを利用する

  • Shopifyを活用する

  • Storesを活用する

1つずつ解説します。

BASEを活用する

1つはBASEを活用する方法です。

BASEは個人で簡単にネット販売ができるサービスで最も人気のあるサービスで、広告宣伝にかなり力を入れているため、テレビのCM等を見たことがある方が多く、名前は聞いたことがあるという方が多いと思われます。

アカウントを作成して、開業予定のショップの運営情報や商品の登録を済ませて、ショップの各ページのイラストをデザインして公開したら開業できます。

もしコンセプト作りに迷った際には、BASEのショップの事例が見られるので、それを参考にしてみてください。

Shopifyを活用する

2つ目がShopifyを活用する方法です。

開業までのプロセスはBASEとほぼ同じ手順です。Shopifyは世界最大のECサイト制作プラットフォームで、ShopifyはECサイトを構築するために最低限必要な部分だけを作って、それ以降は実際に運営してみて必要に感じた要素を足していくスタイルです。

そのため、余分なコストをかけることなくECサイトを作れるので、なるべくコストカットしてECサイトを立ち上げたい方に向いています。

Storesを活用する

3つ目がStoresを活用する方法です。

こちらも基本設定は他2つと同じです。Storesはサイトがかなりすっきりとしていて見やすいのが特徴です。そのため、初めてネットショップの開業をする方にとって使いやすいです。

また、StoresはInstagramとの販売連携が可能であるため、Instagramでの集客をメインに考えている方にもおすすめです。

アパレルの開業・経営での仕入はどうしたらいい?

これまで商品の仕入に関わる仕事を経験したことがある方ならともかく、そういった経験がない方にとってはどのようにして商品の仕入をしていけばいいかイメージがつきにくいと思われます。

アパレルの開業・経営での仕入の方法としては主に以下の3つが考えられます。

  • Netseaを使って仕入れる

  • 海外から輸入する

  • 業者を使ってオリジナルで作る

1つずつ解説します。

Netseaを使って仕入れる

Netseaとはメーカー、問屋、卸会社向けに取扱商品の情報や卸売価格を掲載し、仕入先と結び付けて仕入の手伝いをするサービスです。このサービスは会員登録すれば誰でも使えます。

Netseaは商品を1点から仕入れることが可能で、売れ行き次第で仕入状況を自由に変えられることから、不良在庫の発生を抑えることができます。

ただ、無在庫販売の目的でNetseaを使うことができない点、利用するユーザーが多くて確実に仕入れられるとまでは言い切れない点に注意が必要です。

海外から輸入する

取り扱う商品次第では海外からの輸入もコストカットの最適な手段の1つです。

海外から輸入すると必ず為替が絡んできます。為替が絡んでくる以上は安く仕入れられる時と高い値段で仕入れざるを得ない時があります。ある程度在庫に余裕を持たせて、安く仕入れられるタイミングを見計らってうまく商品を仕入れることで費用を抑えられます。

その代わりに、在庫管理や為替にシビアな目を持って取り組まないと安定して商品を仕入れられません。

業者を使ってオリジナルで作る

仕入を行わずに、専門の業者に依頼をかけて商品をオリジナルで作ってもらうこともできます。この方法であれば業者のスケジュール状況にもよって変わってきますが、交渉次第では費用を安くすることも難しくありません。

しかし、業者に依頼する形だと依頼してから作る段階に入るため、依頼から実際に商品が手元に来るまでの時間をうまく管理していくことが求められます。

リスクなくアパレルを開業・経営するには

アパレルを開業する際には、実店舗とネットショップの開業の2つの運営形態があります。

実店舗は店を構える分商品を直接手に取って見てから購入できる反面、初期費用や店舗の維持費用等コストがかかりやすいです。実店舗で成功しているところは、店舗のコストは変えられなくても無人販売で人件費をカットするような仕組みを採用しています。

ネットショップは店舗を構えない分最低0円からでも開業できて、場所を選ばす幅広いお客様をターゲットにできる一方で、在庫管理等でのトラブルが発生しやすいです。ネットショップで成功しているところは、無在庫販売を取り入れてそういったリスクを最小限に減らす工夫をしています。

しかし、実店舗の方がコストがかかるという点から、事業がうまくいかなかった時のリスクが大きいため、リスクを減らして開業するならネットショップがおすすめです。

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