弁当屋、惣菜屋のフランチャイズの選び方や開業の流れを徹底解説!オーナーの年収も大公開!

弁当屋や惣菜屋のフランチャイズはセントラルキッチンで調理されたものを盛り付けるだけのことも多く、気軽に経営することができます。ここではそうした弁当屋や惣菜屋のフランチャイズで開業・経営する際の流れや必要なコスト、成功・失敗の事例など弁当屋や惣菜屋を開業する際に知っておくべき知識を詳しく解説していきます。

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弁当屋、惣菜屋のフランチャイズの開業で失敗しないためのコツ

ここでは開業で失敗しないためのコツを詳しく解説します。

自己資金には余裕を持っておく

弁当屋や惣菜屋の場合、固定客を獲得するまでに時間がかかることが多く、経営が軌道に乗るまでにも時間がかかってしまうケースがあります。

それによって、賃料やロイヤリティなどの固定費負担が開業当初は重くなってしまい、倒産に追い込まれることもあり得ます。

そのため、そうした固定費負担が重くなりやすい開業当初の苦しい時期を乗り切れるようにするためにも、自己資金には余裕をもって開業をすることをお勧めします。

衛生面には注意!食品事故はフランチャイズ全体に影響を及ぼすことも

弁当や惣菜や調理後すぐに食べられる性質の料理ではありません。そのため、衛生面に注意をしなければ、お客さんが食中毒になるなどの食品事故が生じてしまう可能性が高くなります。

もし、お客さんが食中毒の疑いとなってしまったり、実際に食中毒となってしまった場合には営業停止になり、自店舗の売上や利益に悪影響が生じるだけでなく、フランチャイズ全体のブランド力を低下させてしまうことにもなりかねません。

そのため、衛生面にはしっかりと注意を払い、食品事故が生じないようにする必要があります。

弁当屋、惣菜屋のフランチャイズオーナーの平均年収は500万円!

ここでは店舗型の弁当販売や、高齢者向け配食サービス、デリバリー特化型サービスのそれぞれにおける収支シミュレーションを解説します。

店舗型の弁当販売の場合

客単価1000円でお客さんが120人程度来た場合のシミュレーションとなります。

項目金額
売上高300万円
売上原価130万円
売上総利益(粗利)170万円
人件費60万円
家賃8万円
水道光熱費5万円
広告宣伝費30万円
ロイヤリティ9万円
雑費7万円
営業利益(月額)51万円
営業利益(年間)612万円

月間の利益が約50万円程度となり、それがオーナーの取り分となります。そこに12を掛けた612万円が年収の目安となります。

高齢者向けの配食サービスの場合

オーナー1人で1日100食を販売した場合のシミュレーションです。

項目金額
売上高100万円
原価40万円
売上総利益(粗利)60万円
家賃8万円
水道光熱費2.5万円
燃料費2.5万円
車両レンタル費2万円
ロイヤリティ3万円
システム利用料1.8万円
その他雑費4万円
営業利益(月間)35万円
営業利益(年間)420万円

高齢者配食サービスの場合、月間の営業利益は35万円となり、年間では420万円程度となります。

この金額がオーナーの取り分の目安となります。

デリバリー特化型弁当販売の場合

デリバリー特化型弁当販売においてオーナー1人で、客単価1000円、1日50食を販売した場合の収支シミュレーションはこちらです。

項目金額
売上高100万円
売上原価36万円
売上総利益(粗利)64万円
賃料6万円
広告宣伝費10万円
営業利益(月間)48万円
営業利益(年間)576万円

月間の営業利益としては約50万円、年間では600万円弱となります。

これがオーナーとして獲得できる月収と年収の目安です。

弁当屋、惣菜屋のフランチャイズ選びは慎重に

フランチャイズに加盟するということは、その各フランチャイズで定められているルールに縛られるということや、フランチャイズのブランド力を利用できる一方でその他店舗の不祥事などによりブランド力が傷付いた場合には自店舗にも悪影響が生じる可能性もあります。

このようにフランチャイズへの加盟には様々なデメリットも存在しているため、慎重に考えた上で納得できるフランチャイズを選ぶことをお勧めします。

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