お好み焼きを始めるために必要な開業資金や準備は?失敗しないためのコツも伝授。

お好み焼き店の開業にあたって失敗しないためには、必要な資格や設備、それらを用意するための開業資金だけでなく、成功のためのノウハウなど様々なことを知っておく必要があります。ここではそうしたお好み焼き店の開業を失敗させないために必要な知識について詳しく解説します。

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お好み焼き店の経営で失敗しないためのコツ

お好み焼き店の開業において最も重要なことは失敗しないことです。そのため、ここではそのお好み焼き店の開業・経営において失敗しないためのコツを解説します。

コロナ対策は徹底しよう!コロナ対策で他店と差別化ができる

株式会社シンクロ・フードが実施した飲食店の経営者向けに行ったアンケートによると、「お客様の動向にどのような変化がありましたか?」という質問に対して、「衛生面を気にする人が増えた」と回答した人が59.9%と最も多くの回答を集めることとなりました。

このことはコロナ対策を怠ってしまうと、6割のお客さんからそっぽを向かれてしまうことを意味しています。

そうしたことを防ぐためにも、コロナ対策を他店よりも徹底化させることで、競合店よりも安心して飲食ができる場所として積極的に選んでもらえるようになりやすくなります。

お好み焼き以外のメニューやお酒にも力を入れる

お好み焼き店において売上・単価アップに貢献するのがお好み焼き店以外のメニューです。

お好み焼きに加えて鉄板焼きを注文してもらったり、アルコールなどのドリンクを追加で注文してもらうことで売上や客単価が向上します。

そのため、美味しいお好み焼きを提供するのはもちろん、お好み焼き以外のメニューやお酒にも力を入れることがお好み焼き店での経営で失敗しないために必要になります。

テイクアウト・デリバリーを活用して販路を広げよう

外食・中食市場情報サービスを提供しているエヌピーディー・ジャパンが実施した調査によると、レストランの売上高に占めるデリバリー比率はコロナ以前では3.1%だったものがコロナ禍において6.5%と2倍以上となっています。

このように飲食店経営においてテイクアウト・デリバリーの重要性はコロナ禍において高まっているため、お好み焼き店の経営においてもテイクアウト・デリバリーを活用して販路を広げていく努力が必要となります。

おたふくソース社による開業研修もおすすめ

先述したおたふくソース社が実施する開業研修に参加することもおすすめです。

実技研修の場合は3日間で3万円の研修費がかかりますが、お好み焼き店開業にあたって必要な知識を学ぶだけでなく、広島・関西お好み焼きのどちらでも実技として学ぶことができます。

また、その研修に集まっている人たちはお好み焼き店を開業しようとしている人たちだけなので、お互いに情報交換しあって経営に役立てることもできます。

居抜き店舗を活用

お好み焼き店の経営に失敗しないためにも居抜き店舗の活用も検討すべきです。

居抜き店舗とは物件を契約する前からすでに内装や厨房設備が整っている店舗のことを指します。

この居抜き店舗の場合、開業費用として大きな割合を占める内装費用や厨房費用を抑えることができるというメリットがあります。

自分が開業するお好み焼き店のコンセプトにあった立地や内装を揃えている居抜き店舗を探すのは難しいというデメリットもありますが、開業予定までに時間がある場合には積極的に探してみることをおすすめします。

お好み焼き屋オーナーの平均年収は750万円!

15坪程度の小規模なお好み焼き店を開業した場合のシミュレーションは下記の通りです。

項目内訳
売上高(1日当たり)客単価1000円×45人=4.5万円
売上高(月間)4.5万円×25日=112.5万円
原価(月間)112.5万円×20%=22.5万円
固定費用家賃15万円+水道光熱費7万円+諸経費6万円=28万円
月間利益62万円

15坪程度であれば、1人でお店をまわすことができるため、月間利益の60万円自体がお好み焼き店のオーナーの月収の目安となります。そのため、年収もそれに12カ月をかけた750万円程度が目安となります。

ただし、一般的に飲食店の家賃比率は10%程度、つまり家賃の10倍の売上が平均的であるとされています。このシミュレーションでは売上をやや少なめに見積もっているため、実際には750万円以上も目指すことができます。

お好み焼き屋の開業はフランチャイズもおすすめ

お好み焼き店を開業する際の大きな問題点が失敗のリスクです。

開業前にはコンセプト作りから物件探し、メニュー立案、広告など様々なことを考える必要があることはこの記事内でも既に紹介しました。

ただし、お好み焼き店の開業を成功させるためには、こうした開業前の準備だけでなく、開業後にも新メニューの開発や、損益計算、仕入の発注作業など一人でこなそうとすると数多くの仕事を失敗なく行わなければなりません。

どの作業も問題なく行えるという自信がある場合にはよいのですが、その自信がない場合にはフランチャイズへの加盟の検討をお勧めします。

お好み焼き店のフランチャイズに加盟することで、これまで数多くの開業・経営を支援し、成功のためのノウハウを蓄えてきたフランチャイズの支援を受けることができるようになります。それによって、お好み焼き店の開業・経営に際して失敗するというリスクを抑えることができます。

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