トラブルが多いフランチャイズの闇に迫る。リスクを避けて優良なフランチャイズに加盟しよう。

世の中には数多くのフランチャイズがあります。もちろんその中には優良なフランチャイズも存在する一方で、トラブルの多い問題のフランチャイズも数多く存在しています。この記事ではそうした悪徳フランチャイズへの加盟を避けるために、フランチャイズで起こりがちな問題について詳しく解説していきます。

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セブン―イレブン東大阪南上小阪店の事例

こうしたフランチャイズ本部と加盟者との間で起きた問題として最も有名な事例の1つがセブンイレブン東大阪南上小阪店の事例です。

セブンイレブン東大阪南上小阪店は人手不足などの理由から深夜営業をセブンイレブンの意向に逆らって停止したことがきっかけとなり、セブンイレブンから契約解除の通達を受けることとなりました。

それに対して、セブンイレブン東大阪南上小阪店のオーナーは契約解除の無効を求めて提訴し、セブンイレブンとオーナーとの間で法廷闘争にまで発展させたところ、セブンイレブンはセブンイレブン東大阪南上小阪店の駐車場内にプレハブの「仮セブンイレブン」をオープンさせるなど、強硬な手段に出てきています。

このようにフランチャイズ本部と加盟者との間で経営方針の違いからトラブルになり、契約解除の問題なども合わせて生じてしまうこともあります。

フランチャイズの良し悪しは自身で見抜くべき

ここまでフランチャイズ本部との契約において起こりがちな問題について詳しく解説してきましたが、最終的にはフランチャイズ本部と契約をするのは加盟者自身です。

そのため、各フランチャイズの良し悪しは加盟者自身が見抜いていく必要があります。

ここではそのフランチャイズの良し悪しを見抜くための手助けとなるポイントを3つ詳しく解説します。

契約書をしっかり読み込み、契約前にリスクを理解しておく

フランチャイズの良し悪しを判断するためには契約書をしっかりと読み込むことが必要となります。

契約書には細かい字で数多くの契約内容が書いてあるため、全てをしっかりと読んでいると時間も労力もかかります。しかしながら、往々にして重要で加盟者にとって不都合となる契約内容ほど分かりにくく書いてあります。

そのため、自分自身の人生がかかっていると思って手間がかかりますが、契約書をしっかりと読み込んで、開業時にはどのようなリスクがあるのか、開業後はどうなのか、解約する場合に何か不都合な契約がないかなど、契約前にリスクを把握しておくことが必要となります。

評判や集団訴訟の有無を把握する

また事前に評判や集団訴訟の有無を調べておくこともフランチャイズの良し悪しを判断する材料となります。

今はSNSが発達しているため、何かトラブルが生じた際にそのSNSで発信をしている人が数多く存在しています。そのため、加盟を検討しているフランチャイズについてSNS等で検索してみることで、そのフランチャイズに既に加盟している人たちと本部の間で何か問題が起きていないかを把握できる可能性があります。

また、先述したようにトラブルが多いフランチャイズの場合、加盟者から訴訟を受けている可能性が高いため、そうした訴訟の有無を調べておくことも重要となります。

フランチャイズ本部としてのビジネスモデルを把握する

最後にフランチャイズ本部がどのように利益を出しているのかを把握することも重要となります。

加盟金を高く設定し、ロイヤリティが低いという場合には、とりあえず加盟をさせてその後のサポートは何もしないというフランチャイズの方針が反映されている可能性もあります。

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