かき氷屋の開業資金や必要なものを徹底解説。"インスタ映え"でブームのかき氷屋で成功を目指そう。

かき氷屋を開業する際に失敗を避けるためには、必要な資格や設備、それらを用意するための開業資金だけでなく、成功のためのノウハウなど様々なことを知っておく必要があります。ここではそうしたお好み焼き店の開業を失敗させないために必要な知識について詳しく解説します。

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かき氷屋の開業に必要な資格

かき氷屋を開業するためには資格を取る必要があります。

ここではそのかき氷屋の開業に必要な資格について詳しく解説していきます。

「食品衛生責任者」

飲食店を経営する場合に必ず必要となるのがこの「食品衛生責任者」です。

この食品衛生責任者の資格をとるためには、各地域の食品衛生協会で6時間程度の講習を受ける必要があります。

受講料や講習の開講時期は地域によって異なるため、出店する地域の食品衛生協会のHPで確認したり、直接問い合わせることをおすすめします。

「食品営業許可申請」

飲食店を経営する場合にはこの「食品営業許可申請」も必ず必要となります。

この食品営業許可申請は各地域の保健所に申請をすることで許可を得ることができます。

申請から許可まで2週間程度かかるとされているため、内装・外装工事前に設計図を用意して早めに保健所に相談をすることをおすすめします。

かき氷以外のスイーツの提供を行う際は「菓子製造許可申請」が必要

かき氷屋以外のスイーツの提供を行う際には「菓子製造許可申請」が必要となります。

洋菓子や和菓子、パンなどの製造・販売を行う場合には、「食品営業許可申請」と同様に各地域の保健所に申請する必要があります。

菓子製造許可申請についても厨房設備やレイアウトの条件などがあるため、内装・外装工事前に保健所に相談することをお勧めします。

かき氷屋の経営で失敗しないためのコツ

かき氷屋を経営するにあたって成功の秘訣をしっておくことも重要ですが、失敗しないコツを知っておくことも重要です。

そこで、ここではかき氷屋を経営する上で失敗をしないためのコツを3つ紹介します。

かき氷は季節性のある商品のため、冬専用のメニューや冬でもかき氷が売れる戦略を取る

かき氷は夏の暑い時期に売れて、冬などの寒くなる時期には売れにくくなるので、季節によって売上が大きく変動してしまいます。

そのため、売上の低下する冬にそのかき氷の売上の減少を補うために、ホットケーキやパンケーキなどのお菓子やクレープなどの冬専用のメニューを考える必要があります。

また、冬でもかき氷が売れることで有名なかき氷屋の埜庵(のあん)というお店も存在しています。そのため、冬でもかき氷が売れるような戦略を考えることも1つの手としてありえます。

かき氷でも食中毒には要注意。保存状態や使用する氷には厳重に注意を

かき氷は食中毒とは無縁と思われがちですが、実際にはかき氷でも食中毒を引き起こしてしまう危険性があります。

例えば、かき氷の提供で食中毒が生じたケースには下記のようなものがあります。

  1. 肉などの生ものを保存していた場所で氷も保存していた

  2. 食用ではない氷を使用した

  3. 傷口からでた黄色ブドウ球菌に汚染されていた

このようにかき氷であっても食中毒を引き起こしてしまう可能性があるため、使用する氷や食材の保管や保存には厳重な注意が必要です。

かき氷屋はトレンド商品のため、立地が重要

かき氷屋はトレンド商品でもあるため、立地が重要となります。

例えば、女子大生を狙って大学付近の立地を選んだり、住宅街と駅の途中にお店を構えたり、人気のお店の周辺にお店を作るなどによってお客さんが来店しやすい導線を作ることが重要となります。

かき氷屋はSNSでの集客力が高いため、SNSに投稿したいと思える商品&雰囲気づくりを

かき氷屋はSNSでの集客力が高い商品でもあります。

そのため、ソースをカラフルにしたり、フルールを贅沢に使用したりするなどインスタ映えしやすい商品を心がけることが売上を伸ばす上で重要となります。

また、SNS映えは雰囲気込みで評価されるものでもあるため、眺めの良い席を用意したり、内装のレイアウトを凝ったものにするなど、インスタ映えしやすい雰囲気づくりを心がける必要があります。

かき氷屋の収益シミュレーション

では、かき氷屋を開業した場合にはどれぐらいの利益を得ることができるのでしょうか。

ここではかき氷屋を開業した場合の収益シミュレーションを夏とそれ以外の時期に分けて詳しく解説します。

夏の収益シミュレーション

夏におけるかき氷屋の収益シミュレーションは下記の通りです。

項目金額
売上高(客単価1000円・25日営業)175万円/月
売上原価53万円/月
売上総利益(粗利)122万円
家賃15万円
人件費(1人雇用)25万円
広告費15万円
水道光熱費10万円
利益57万円

夏以外の季節の収益シミュレーション

夏以外の季節の収益シミュレーションは下記の通りです。

項目金額
売上高(客単価1000円・25日営業)100万円/月
売上原価30万円/月
売上総利益(粗利)70万円
家賃15万円
人件費0万円
広告費15万円
水道光熱費5万円
合計35万円

かき氷屋はトレンド商材。立地とオリジナリティでグロースを狙うべき

かき氷屋は流行に乗って、市場規模が拡大傾向にありますが、その一方で、コロナ禍において苦しんでいる業態でもあります。

では、こうした状況かにおいてもかき氷屋を開業して生き残るためにはどうすればよいのでしょうか。

約30%と利益率が高いため、大きな利益が狙えるが直近は厳しい状況

かき氷は利益率が30%程度もある非常に利益の出やすい商品と言えます。そのため、多くの売上がなくとも高い利益を狙うことができると言えます。

しかしながら、コロナ禍においては人の動きが抑制されていることから、直近では厳しい状況に直面しています。

オリジナリティの高いかき氷×SNSを使ったPRで他店と差別化しよう

他のかき氷店と同じようなかき氷を提供するだけでは生き残りは難しく、他店との差別化が必要と言えます。

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