カレー屋を開業するための方法とは? 失敗事例から学ぶ成功しやすい方法も解説!

カレーは国民食と言われるほど日本では人気の料理です。では、そのカレーを提供するカレー屋の開業は儲かるのでしょうか。カレー屋を開業すればどれぐらいの年収を得られるのかや、カレー屋の開業のために用意すべきもの、おススメのフランチャイズなどをここでは紹介します。

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カレー屋の開業の成功事例 

カレー屋の開業を成功させるためにはこれまでの成功事例を参考にすることが近道となります。ここではその成功事例を1つ取り上げて解説をします。

特徴あるメニューで客単価が高く、デリバリーも活用した事例

お店を開業する場合には売上を獲得するためについつい様々なお客さんをターゲットにしようと考えてしまいがちです。

しかしながら、誰からも好かれるカレーを作ろうとすることは逆に言えば誰の心にも強く刺さらず、固定客を獲得しにくくもなってしまいます。

そうではなく、ターゲットを絞り特徴あるメニューを作ることで根強いファンを作り、それによって客単価を高めたり、デリバリーなどの幅広い展開を狙うこともできます。

この特徴あるメニューで成功した代表例がもうやんカレーです。

もうやんカレーの事例  

もうやんカレーは野菜や果物をふんだんに使い、グルテンフリーで低カロリーという健康志向のカレーを提供してます。

その一方で、googleで「もうやんカレー」と検索すると「もうやんカレー まずい」とサジェストに出てくるようにその味には疑問を抱いている人も数多くいます。

しかしながら、もうやんカレーは都内を中心に12店舗展開するほどの人気カレーチェーンとなっています。

このように健康志向というターゲットに絞ることでそれ以外の人からは支持されていませんが、そのターゲットからは強い支持を得ることでもうやんカレーは売上を伸ばしています。

カレー屋の開業・経営が、コロナ禍に強い理由

新型コロナウイルスウイルスの影響で飲食店業界全体が苦境にあえいでいます。しかし、その一方で飲食店の中でもカレー屋はコロナ禍でも強いと言えます。

テイクアウト・デリバリーに適している  

その理由の一つがテイクアウト・デリバリーに適しているという点です。

カレーは家で温め直すことで美味しく食べることができるため、テイクアウトやデリバリーに向いている商品です。

自宅で食べる需要が伸びている

コロナ禍においてマクドナルドやケンタッキーが好調だったことからも分かるように、コロナ禍では店舗で飲食をする外食ではなく、テイクアウトしたものやデリバリーしたものを家で食べる中食が人気を博しています。

そのため、カレーはテイクアウト・デリバリーに向いており、またそうしたテイクアウト・デリバリーへの需要が高まってきているため、コロナ禍においてもカレーの開業・経営は強いと言えます。

カレー屋の開業の失敗事例  

カレーの開業・経営がコロナ禍に向いているといっても必ずカレーの開業・経営が成功するというわけではありません。失敗することもあるため、そうした失敗事例を他山の石として学んでおくことも必要です。

初期費用をかけすぎて黒字になる前に倒産

カレーの開業・経営で失敗するケースとしてよくあるのが初期費用をかけすぎたことによる失敗です。

一般的にオープン当初からいきなりカレー屋の経営が軌道になることはあまりありません。少しずつお客さんを獲得しながら、最初は赤字だったのを少しずつ売上・利益を増やしながら数か月かけて黒字に持っていくという流れになります。

そのため、初期費用をかけすぎて資金の蓄えがないと、オープンから軌道に乗るまでの赤字に耐え切れず倒産してしまうということがあります。

持っている資金をすべて初期費用に充てるのではなく、数か月は赤字でも耐えられるように余力を残しておくことをお勧めします。

行列ができる店だが、回転率が悪くて黒字化できない

また、お客さんが来ているのに捌き切れないというのもカレーの開業・経営でよくある失敗です。

どれだけ人気が出てお客さんがお店に来てくれたとしても、行列ばかりが長くなるばかりで実際にお客さんを捌くことができなければ、売上にはなりません。

その結果として、せっかく売上を伸ばして利益を増やす潜在能力があるにもかかわらず、1日に捌けるお客さんの数が少なくなってしまい、黒字化ができないという問題が起きてしまうことがあります。

この場合、行列ができていることは人気店での証であるため悪いことではないのですが、捌き切れる人数以上のお客さんが来てしまっているということでもあるので、提供までの時間を短くする・アルバイトを雇って接客は任せるなど回転率を高めるための対策を考える必要があります。

リスクなくカレー屋を開業・経営するには

このようにカレーの開業・経営には失敗もつきものです。そうした失敗のリスクを抑えてカレーの開業・経営を行うためには、既にカレーの開業・経営に関するノウハウを持っているカレーチェーンへの加盟も検討をお勧めします。

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