アイスクリーム屋を開業するのに必要な資金や設備を解説!失敗しないために注意すべき点もご紹介!

この記事では、アイスクリーム屋で開業するときに必要な資格や資金、設備について紹介しています。アイスクリーム屋のオーナーの平均年収や、開業までの流れや失敗しないコツも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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アイスクリーム屋の経営で失敗しないためのコツ

それでは次に、アイスクリーム屋の経営で失敗しないためのコツを紹介していきます。

アイスクリーム市場は拡大傾向にあり、どの店舗も商品開発には力を入れているため「美味しい」だけで生き残るのは難しいでしょう。

アイスクリーム屋の開業を検討している人は、以下5つのコツを確認しておきましょう。

  1. 開業形態に合った最適な立地を選択するべき

  2. 流行に左右されないソフトクリームやアイスクリームを販売するのがおすすめ

  3. 冬はホットコーヒーのテイクアウトなどに力を入れ差別化を狙おう

  4. 「ここでしか食べられない」特別感のあるメニューに力を入れよう

  5. SNS、グルメサイトを活用した集客に力を入れよう

それぞれ詳しく紹介していきます。

開業形態に合った最適な立地を選択するべき

開業形態によって、最適な立地は異なります。

たとえば、郊外型は大きめの駐車場が必須ですが、都会型であれば駐車場の必要はなく、少し狭くても人通りの多いエリアが理想です。

具体的にどんなお客さまに来て欲しいのかを、イメージしておくといいでしょう。

流行に左右されないソフトクリームやアイスクリームを販売するのがおすすめ

アイスクリーム屋の開業経験がない人は、メロンパンアイスやロールアイスなど、いわゆる「流行りもの」に手を出しがちです。

確かに流行りものを取り扱えば、目先の売り上げは上がるかもしれません。

しかし、流行りものには必ず飽きがきます。

いつの時代も安定して求められる、シンプルなソフトクリームやアイスクリームをで勝負したほうがリスクは少なくなるでしょう。

冬はホットコーヒーのテイクアウトなどに力を入れ差別化を狙おう

アイスクリーム業界の宿命ではありますが、冬は売り上げが下がります。

どれだけ美味しいアイスを開発できたとしても、10月〜3月の寒い季節にアイスクリームを買う人は少ないでしょう。

そのため、無理にアイスクリームを売るよりも、ホットコーヒーなどのテイクアウトに力を入れることをオススメします。

可能であれば、冬を耐えられる準備を開業前からはじめておきましょう。

「ここでしか食べられない」特別感のあるメニューに力を入れよう

「ここでしか食べられない」特別感のあるメニューが1つは必要です。

先ほどは、流行りに左右されない、シンプルなソフトクリームやアイスクリームがオススメと紹介しましたが、それだけでは他のお店と同じになってしまいます。

また、最近はコンビニアイスのクオリティもかなり向上しているので、単純に味や価格での差別化は厳しいでしょう。

SNS、グルメサイトを活用した集客に力を入れよう

飲食業界においてSNSやグルメサイトを活用しないのは、かなり危険な経営方法です。

最近は、Googleなどの検索フォームではなく、SNSで行きたいお店を決めている人も大勢います。

「Instagram」「Twitter」「TikTok」この3つは、必ずアカウントを作成しておきましょう。

また、グルメサイトの口コミによる集客効果も侮れません。

グルメサイトであれば「食べログ」「ホットペッパー」「Retty」などは外せないでしょう。

それでもアナログな方法がいい人には、費用対効果も高く、安定した集客が望める「チラシ」がオススメです。

アイスクリーム屋オーナーの平均年収

それでは最後に、アイスクリーム屋の平均年収について紹介していきます。

いくら大好きなアイスクリームでも、年収が100万円なら開業する人はいないでしょう。

本当に自分がアイスクリーム屋として、生活していけるのか計算するために、ぜひ参考にしてみてください。

店舗型のアイスクリーム屋のオーナーの場合400万円

店舗型のアイスクリームオーナーの平均年収は、400万円前後です。

たとえば、客単価500円で1日の平均販売数が200個とします。

単純に1日の売り上げは10万円で、月に25日営業すれば売り上げは250万円になります。

アイスクリームの原価を30%とすると、手元に残る金額は175万円です。

そこから家賃・人件費・減価償却・管理費などの固定費を支払うので、35万円も残ればいい方でしょう。

アイスクリーム業界は、季節によって大きく売り上げが変動するので、あくまでも参考程度に知っておいてください。

アドオン型のオーナーの場合300万円

アドオン型のアイスクリームオーナーの平均年収は、300万円前後です。

基本的に計算方法は、店舗型と同じですが、アドオン型の場合は商品そのものの力が弱く、単純な集客力では劣ります。

また、アドオン型は規模も小さくなりがちなので、300万円程度が限界です。

特に寒い季節は店舗型よりも売り上げが下がるので、ホットコーヒーやアイスクリーム以外の商品を売るなど、何らかの対策は必ず用意しておきましょう。

アイスクリーム屋の開業は慎重に

今回は、アイスクリーム屋で開業するときに必要な資格や資金、設備についてお伝えしました。

大好きなアイスクリームで生活していけるとはいえ、店舗型は開業費用も高額なので、リスクヘッジも重要です。

いきなり店舗を構えるのではなく、アドオン型でスタートして、軌道に乗ってから自分の商品を開発して店舗型に挑戦する方法もあります。

また、フランチャイズに加盟するかどうかや、出店場所の選定など、開業までに多くの選択を迫られるでしょう。

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