アイスクリーム屋を開業するのに必要な資金や設備を解説!失敗しないために注意すべき点もご紹介!

この記事では、アイスクリーム屋で開業するときに必要な資格や資金、設備について紹介しています。アイスクリーム屋のオーナーの平均年収や、開業までの流れや失敗しないコツも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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アイスクリーム、ソフトクリーム屋は小さな規模でも利益を出せる

アイスクリームやソフトクリームの販売店は、テイクアウトがメインになるため、小さな規模でも十分に収益を生み出せます。

規模が大きくなれば当然、家賃も上がりますし、スタッフに支払う人件費も高額になるでしょう。

規模の大きさは、そのままリスクの大きさになるので、開業資金が潤沢にない人にとってアイスクリーム屋はぴったりの業種です。

アイスクリーム屋の開業には小坪数で開業可能

アイスクリーム屋は必要最低限の設備さえ揃っていれば、大きなお店を構える必要はありません。

立地にもよりますが、坪数は増えれば増えるほど家賃は上がり、開業のリスクも大きくなるでしょう。

また、小さいお店であれば、防火責任者の専任が不要になるなど、行政への手続きが簡単になるメリットもあります。

アイスクリームはテイクアウトが主で、コロナ禍の煽りを受けにくい

新型コロナウイルスの影響で、多くの飲食店は大きなダメージを負いました。

よほど特殊な営業方法をしていない限りは、売上は大幅に減っており、閉店してしまった店舗も少なくありません。

しかし、アイスクリーム屋はテイクアウトが売上の大黒柱なので、他の飲食店と比較すると、コロナの影響は受けにくいでしょう。

影響が少ないとはいえ、観光地へのダメージは大きいので、出店先の状況はしっかりと確認しておく必要があります。

アイスクリーム屋の開業の種類

アイスクリーム屋の開業には、以下3つの種類があります。

  1. アイスクリームフランチャイズへの加盟

  2. 既存のお土産屋や飲食店にソフトクリームブランドのシステムを導入する

  3. 独立して開業する

それぞれの特徴やオススメの開業方法について紹介していきます。

アイスクリームフランチャイズへの加盟

アイスクリーム屋として開業する人は、ほとんどがフランチャイズへ加盟しているでしょう。

フランチャイズであれば、材料やスタッフの確保から新作メニューの開発に至るまで、継続したサポートを受けられます。

しかし、初期費用やノルマなど、契約内容は加盟するお店によって大きく異なるので、注意が必要です。

既存のお土産屋や飲食店にソフトクリームブランドのシステムを導入する

既存のアイスクリームメーカーから、商品を仕入れて販売する方法です。

この方法で大ヒットした商品といえば「クレミア」でしょう。

専門的な知識がなくても、すぐに営業をはじめられるなどのメリットもありますが、他の店舗と差別化が図りづらいなどのデメリットもあります。

また、よほど人気が出なければ、大きな売り上げには期待できないので、あまりオススメの方法ではありません。

牧場の経営者やシェフなどの経験がある場合は独立開業がおすすめ

牧場の経営者やシェフなどの経験がある人は、独立して開業するのが、1番シンプルでオススメです。

フランチャイズ契約は、さまざまなサポートが受けられる反面、経営の自由度が低いというデメリットがあります。

そのため、アイスクリームを開発するノウハウを持っていたり、独自の経営論を持っている人には不向きです。

自由に自分の力だけでアイスクリーム業界に挑戦したい人は、独立開業を目指しましょう。

アイスクリーム屋の開業の流れ(店舗の場合)

ここからは、アイスクリーム屋として開業するまでの流れを紹介していきます。

開業までの大まかな流れは、以下の通りです。

  1. コンセプト選定orフランチャイズ選定

  2. 商品開発or卸先決定

  3. 物件探し

  4. 必要資格の取得

  5. 人材採用

ステップごとの注意点や、具体的にどんなことをするのかを詳しく解説していきます。

コンセプト選定orフランチャイズ選定

先ほども紹介したように、アイスクリーム屋として開業する方法は3つあります。

独立開業もしくはソフトクリームブランドの開発を検討している人は、コンセプトを固めておきましょう。

最近はコンビニなどで販売されているアイスクリームのクオリティも上がってきているので、わかりやすい特徴や強みがなければ手に取ってさえくれません。

また、フランチャイズへの加盟を検討しているのであれば、どのお店と契約を結ぶのかを決めておきましょう。

初期費用や開業後のサポート内容など、将来的なことも想定して慎重に選ぶ必要があります。

物件探し

物件探しは、アイスクリーム屋として「成功」するか「失敗」するかの、分かれ道になるほど重要です。

ほとんどの場合がテイクアウトがメインになるので、ある程度の人通りは必要ですが、競合店の多いエリアへの出店は避けたほうが無難でしょう。

また、アイスクリームはコンビニやスーパーなど、さまざまなお店で販売されています。

アイスクリーム専門店以外も、競合店になることも覚えておきましょう。

商品開発or卸先決定

フランチャイズ契約であれば必要ありませんが、独立開業を選んだ人は、アイスクリーム屋の核となる商品の開発が必要になります。

もちろん味だけでなく、SNS映えするように色合いや盛り付けにも工夫しなければいけません。

ヒット商品を生み出すためには、メディアに取り上げれることが必要不可欠です。

内外装の工事

お店のコンセプトやターゲットを元に、内外装の工事をおこないます。

人通りの多いエリアに出店しても、地味な内外装であれば人目につかず、客足には期待できないでしょう。

原色系の色を多く使えば中高生が多く、サラリーマンからは敬遠されるなど、内外装は客層の決め手になる非常に重要な工事です。

必要資格の取得

アイスクリーム屋を開業するために必要な資格は「食品衛生責任者」と「二種アイスクリーム類製造業」の2つだけです。

「食品衛生責任者」は毎月、保健所が開催している講習会に参加するだけで取得できます。

「二種アイスクリーム類製造業」とは、店頭でアイスクリームを製造して、消費者に直接販売するお店に必要な資格です。

人材採用

アイスクリーム屋を、自分だけで営業していくことは現実的ではありません。

営業が開始するまでに、必要最低限のスタッフは確保しておきましょう。

労働者は労働基準法に守られているので、1度採用するとお店側の都合で解雇はできません。

簡単な面接で、その人の人柄や能力を見極めるのは非常に困難です。

アルバイトの採用経験がない場合は、知り合いに紹介してもらったほうがいいでしょう。

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アイスクリーム屋の開業の流れ(システム導入の場合)

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