カレー屋のおすすめフランチャイズ4選をご紹介。開業の注意点やオーナーの年収も解説。

フランチャイズ開業をする際に、最も人気がある業種の1つがカレー屋です。カレー屋の開業が人気があるのは、カレーが国民食でどんな世代でもどの場所でも一定のニーズがあるという点に留まりません。未経験でも本格的なカレー店を出店できるという点にあるでしょう。しかし「実際に開業にはいくらかかるのか」「どのような流れで開業するのか」という点について疑問や心配を持っている人も多いのではないでしょうか?こちらの記事ではカレー屋をフランチャイズ開業する流れと開業にかかる費用、おすすめのフランチャイズ店をご紹介していきます。

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カレー屋フランチャイズオーナーの平均収益は40万円

では実際にカレー屋のフランチャイズオーナーは儲かるのでしょうか?

次のような平均的な条件でカレー屋オーナーの収入をシミュレーションしていきましょう。

  • 平均客単価:800円

  • 月の営業日数:30日

  • 1日の来客数:70人

売上800円×70人×30日=168万円
ロイヤリティ10万円
家賃20万円
仕入れ売上の25%=42万円
人件費売上の30%=50万円
雑費5万円
収益41万円

カレー屋の来客数1日70人は都市部ではそこまで高いハードルではありません。

20万円程度の家賃で1日70人の顧客を獲得できれば、月収40万円を超えることが可能です。

カレー屋をフランチャイズで開業する際の注意点

カレー屋をフランチャイズ開業する際には次の3点に注意しなければなりません。

  • 回転率が良く、狭い物件で開業する

  • デリバリーに力を入れているFCを選ぶ

  • 本部からのカレーソースの仕入れが割高な場合がある

回転率が良く、狭い物件で開業することが可能

カレー屋は回転率がよいのが特徴です。

主な客層は男性の会社員などですので、食事が終わったらすぐに退店する人がほとんどです。

客の滞在時間が短いので回転率が高く、10席程度の狭い店舗でも1日100人以上の来客を目指すことも難しくありません。

あまりに広い店舗を借りてしまうと家賃が高くなり、収益を望むことが難しくなってしまうので、できる限り回転率が高くなる低家賃の物件を借りましょう。

カレーはデリバリーと相性が良いため、デリバリーに力を入れているFCを選ぶべき

カレーはデリバリーやテイクアウトと非常に相性がよい料理です。

コロナ禍に強いジャンルだということもできます。

そのため、デリバリーに力を入れているフランチャイズを選ぶべきでしょう。

デリバリーは自店舗で配達することも可能です。

しかし自店舗でのデリバリーは人員などの確保のために割高になるので、uberや出前館などを活用しましょう。

本部からのカレーソースの仕入れが割高な場合がある

フランチャイズのメリットは、カレーソースを自店舗で仕込まなくてもよいという店です。

次店舗で仕込まないかわりに。本部からソースを購入する必要があります。

このソースが自店舗で仕込む場合と比較して割高になる可能性があります。

これはフランチャイズを選択する上で非常に重要なポイントで、あまりにも仕入が割高になるフランチャイズには加盟しない方がよいでしょう。

採算を取るのが精一杯になり「本部からソースを買わされているだけ」という思いでカレー屋を営むことになりかねません。

本部は大量にソースを作っているのですから、次店舗で仕込むよりも割安なソースを提供しているフランチャイズへ加盟すべきでしょう。

おすすめカレー屋フランチャイズ4選

カレー屋のフランチャイズは無数にありますが、味やサポートやブランド力やロイヤリティなどの面からおすすめのカレー屋は次の5店です。

  • カリガリ

  • スパイスドリーム

  • ゴーゴーカレー

  • 100時間カレー

それぞれのフランチャイズの特徴や開業費用などについて詳しく解説していきます。

【神田カレーグランプリ優勝】キッチンカーでも開業可能な「カリガリ」

カリガリは神田カレーグランプリ優勝の実績がある、本格的なカレー屋フランチャイズです。

路面店でもキッチンカーでも開業することができ、予算は300万円未満で開業できるので脱サラして開業を検討している人にもおすすめです。

キッチンカーは月額5万円〜でレンタルできるので、キッチンカーで開業するのであれば、加盟金やシステム費用の合計255万円で開業することができます。

【本格スパイスカレー】既存のお店にアドオンで"二毛作ビジネス"も可能な「スパイスドリーム」

スパイスにこだわった本格カレーで、既存の店舗の空き時間を利用して開業できるフランチャイズがスパイスドリームです。

カレーは23種類のスパイスをふんだんに使用した本格カレーで、加盟金 50万円、保証金 50万円とランニングロイヤリティーが月額3万円と非常に安価になっています。

昼間は店舗を使用していない居酒屋が副業として昼にカレー屋にするなどの二毛作ビジネスとして活用できます。

「お店の売上を増やしたい」「店舗を有効活用したい」という飲食店オーナーにおすすめです。

【90店舗以上拡大中】金沢カレーブームの火付け役「ゴーゴーカレー」

金沢カレーでお馴染みで、圧倒的なブランド力を持つフランチャイズがゴーゴーカレーです。

高いブランド力で多くの売上獲得が期待できるでしょう。

開業資金も、加盟金:130万円、保証金:200万円、ロイヤリティ:売上の4%とそれほど高額ではありません。

ただし店舗に関する決まりは明確に基準を満たさなければならないので、状態のよい居抜き物件を見つけてこなければ設備費が1,000万円以上かかってしまうこともあるようです。

【製造工程は100時間】こだわりの味で急拡大中「100時間カレー」

100時間の工程を経て作ったこだわりカレーソースを提供しているのが100時間カレーです。

「神田カレーグランプリ」で史上初のV2優勝をしている本格的なカレーですので味に間違いはありません。

全国に147店と大幅に店舗数を伸ばしており、今最も勢いのあるカレー屋フランチャイズだと言っても過言ではないでしょう。

難しい調理が必要ないので、少ない人員で運営コストを抑えながら経営できるのが特徴です。

カレー屋のフランチャイズは「都心の狭小物件 x デリバリー」がカギ

回転率の高いカレー屋は人が多い都心に狭小物件で開業するのがおすすめです。

家賃さえ低ければ店舗が少々狭くても問題なく開業することが可能です。

また、コロナ禍の今だからこそ、デリバリーは今後のびていく分野だと言えます。

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