フランチャイズのメリットやデメリットは?リスク低く開業できる理由や企業側の利点も!

独立して自分の店を持つ人の多くはフランチャイズに加盟を検討しています。しかし、どうして多くの人がフランチャイズに加盟するという選択を取るのでしょうか?ここではフランチャイズの基本的なシステムとフランチャイズに加盟するメリット・デメリット、さらにフランチャイズを展開する企業にとってのメリット・デメリットを紹介します。

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フランチャイジー・加盟者側のデメリット

フランチャイズに加盟する5つのメリットを紹介しましたが、フランチャイズならではのデメリットも存在します。「知らなかった」では済まされないフランチャイジーのデメリットも正確に把握しましょう。

デメリット①加盟金、ロイヤリティがかかる場合がある

フランチャイズに加盟するには一定のお金をフランチャイザーに支払う必要があります。例えば、加盟時に必要となる「加盟金」や、月々の売上から一定の金額を支払う「ロイヤリティ」です。

最近では加盟金やロイヤリティがないフランチャイズも増えてきましたが、「当初の想定よりも売り上げが伸びずロイヤリティが支払えない」といったトラブルになるケースも少なくないため、加盟金やロイヤリティなどの金額に関する内容は細かくチェックする必要があります。

デメリット②契約期間が定められている

フランチャイズには一定の契約期間が設けられていることもあるので、忘れずに確認するようにしましょう。契約期間に満たない状況でフランチャイズ契約を破棄しようとした場合、違約金がかかるケースもあります。経営不振からフランチャイズ契約を見直したい場合はおろか、身内の不幸等オーナー個人の事情で急に住まいを変えたい等の事態が起きた場合でも、契約期間に達していないため解約できないというケースに陥ることもあり得ます。

自分一人でオープンした店であれば撤退するのも自分一人で決められますが、フランチャイズに加盟することで「自分だけの店」ではなくなることも理解しておきましょう。

デメリット③商品の仕入れなどに制限がかかる場合も

フランチャイズに加盟した場合、商品の仕入れや陳列などに一定の制限がかかる場合があります。例えば、クリスマスの時期には必ず一定のクリスマスケーキを仕入れなければならない等、ブランド全体の販売戦略に準ずる必要があるためです。

もちろん、フランチャイザー側がしっかりとマーケティングした上で指示するものなので、悪い意味での制限ばかりではありませんが、フランチャイズに加盟した場合はオーナーであっても店の全てを自由に決定することはできなくなるというデメリットがあります。

フランチャイザー・フランチャイズを提供する企業のメリット

フランチャイズシステムはフランチャイザーにとってどんなメリットがあるのでしょうか。ここからはフランチャイザー側のメリット・デメリットについて簡単に紹介していきます。

店舗展開を急速にリスクなく行うことができる

店舗を展開するには物件の取得費用やスタッフ集めなどの手間が必要となります。全てを自社で行おうとすれば多額の資金と準備期間が必要になりますが、フランチャイジーを募集することでそうした課題を解決することができるのです。

市場を一気に刈り取ることができる

急速に多店舗展開をすることで、市場を一気に押さえ込むことにも繋がります。市場のシェアを獲得すればさらに安定した経営を行うことができるので、特に新興ビジネスの場合は市場のシェアを獲得することが必須の課題となります。そうした意味で、フランチャイジーを募集することは市場を掴むための仲間を集めるということでもあるのです。

キャッシュフローがよくなる

フランチャイザーはフランチャイジーが増えれば増えるほど、加盟金やロイヤリティによる収益が高くなります。フランチャイザーとは、自分が作り上げたブランドの知名度や経営ノウハウを他のオーナーに提供することでその対価として収益を得る経営モデルなので、加盟するフランチャイジーが増えなければキャッシュフローも良くならないのです。

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