フランチャイズで起業！成功するために心得ておくべきこととは？

フランチャイズの起業で成功した事例

では、実際にフランチャイズでの起業に成功した事例としてはどのような事例があるのでしょうか。ここでは4つの事例について紹介します。

株式会社 リックプレイス

株式会社リックプレイスはITTO個別指導学院を中心に外食や医療福祉、エステサロンなど様々な分野でのフランチャイズを手掛けているメガフランチャイズです。

株式会社リックプレイスが主力とする教育事業は少子化が進む一方で子ども一人当たりの教育費が増えていることから市場規模が緩やかに拡大傾向にあります。

その中でITTO個別指導学院では加盟金0円かつ、ロイヤリティも生徒数20名までは0円という低コストでフランチャイズに加盟することができる点や、個別指導塾の各校で個別に教室長が損益管理を行っていることが特徴です。

このように株式会社リックプレイスは需要の増加という後押しがありながらも、利益管理の徹底と加盟のしやすさから全国に88教室を展開するまでに成功することができています。

株式会社フジタコーポレーション

株式会社フジタコーポレーションはミスタードーナツやモスバーガー、牛角、温野菜しゃぶしゃぶなどとフランチャイズ契約を行い、飲食店を中心に店舗展開しているメガフランチャイズです。

教育事業を中心に手掛けながらも他のビジネスに進出をしている株式会社リックプレイスとは異なり、株式会社フジタコーポレーションは飲食事業に集中してフランチャイズに加盟して展開をしていることが特徴です。

このように飲食事業に集中することによって、経営ノウハウを他店舗でも活かしやすくなり、失敗の確率を低下させることができます。

このように株式会社フジタコーポレーションは経営の基本である選択と集中を的確に行うことで、成功を収めることができています。

株式会社 ヴィアン

次に紹介するのがフジタコーポレーションと同様にミスタードーナツやモスバーガーのフランチャイズを主に展開しているメガフランチャイジーである株式会社ヴィアンです。

株式会社ヴィアンはモスバーガーやミスタードーナツをフランチャイズ展開している点ではフジタコーポレーションと同様ですが、それに加えてかつややTSUTAYAを展開している点で特徴があります。

株式会社ヴィアンでは全国で46店舗をフランチャイズ展開しており、近年ではテイクアウトで注目を浴び、市場規模が拡大しているからあげを提供している「からあげ縁」や「からやま」などとフランチャイズ契約を結ぶなど、市場のニーズに素早く対応することで成功を収めています。

株式会社MAXISエデュケーション

株式会社MAXISエデュケーションは明光義塾を核にしながら早稲田アカデミーや、大学受験専門の学習塾CoABLEなどとフランチャイズ契約を結び教育事業という軸で店舗展開をしているメガフランチャイジーです。

フジタコーポレーションと同様に同じ分野でのフランチャイズ契約と店舗展開によって株式会社MAXISエデュケーションは一つの店舗で得た経営ノウハウを他の店舗運営に活かしやすいビジネスモデルを築いており、学習塾市場の拡大という後押しもあり成功を収めています。

フランチャイズの起業で成功する人はフランチャイズじゃなくても成功する人

フランチャイズの起業で成功した事例で紹介した4つの事例はいずれも自らビジネス1から作り上げたわけではなく、フランチャイズ契約を行い、それを多店舗展開しているメガフランチャイジーでした。

こうしたメガフランチャイジーの成功事例からはフランチャイズでの起業で大きな成功を収めるためには、結局は多くの店舗を管理し、運営していく力が必要となります。

こうした力はフランチャイズのブランド力や経営ノウハウに頼りっきりでは決して得られるものではありません。