クリーニング店の開業はフランチャイズがおすすめ。FC比較や開業資金を解説

クリーニング店をフランチャイズで開業するデメリット

クリーニング店をフランチャイズ開業することには2つのデメリットがあります。

• 差別化が難しい

• 価格設定の自由度がない

クリーニング店をフランチャイズ開業するデメリットについて詳しく解説していきます。

デメリット(1)：差別化が難しく、付近に競合ができると厳しい状況に

クリーニング店のフランチャイズ店はネームバリューのあるクリーニング店であることは間違いありませんが、顧客からすれば「どこにでもあるクリーニング屋」です。

そのため、他のクリーニング屋との差別化を図ることが非常に難しいのが実情です。

付近に競合ができた場合には、単純に売上が半分になってしまうリスクもあり、競争に弱いというデメリットがあります。

クリーニングの技術や料金プランによって、他店と差別化を図ることはできないので、顧客対応などのアナログな部分で他のクリーニング店と差別化を図り、1人1人顧客を獲得していくなどの努力が必要になります。

デメリット(2)：クリーニングの単価が自由に決められない

フランチャイズは価格設定について取次店が自由に決めることができません。

クリーニングの単価やプランはあくまでも本部が決定するものであるためです。

周辺の店舗の価格が時点よりも安い値段でクリーニングを受けている場合も、取次店は他店よりも高い価格で受けざるを得ないので、場合によっては顧客からクレームを受けることもあるでしょう。

取次店の場合には、価格決定権がないので地域で価格競争になってしまった場合には売上の確保が難しくなるリスクに注意が必要です。

クリーニング店フランチャイズの経営で失敗しないためのコツ

クリーニング店のフランチャイズ経営で失敗しないためには、次のポイントを押さえておきましょう。

• クリーニング店は立地が重要

• 人柄と対話力が重要

• お客様の自宅へ集荷する

• 人件費を圧縮する

少しの工夫で、利益率の高いクリーニング店を経営することは可能です。

クリーニング店のフランチャイズ経営を成功させる4つのポイントについて詳しく解説していきます。

クリーニング店は立地は最重要。競合の有無や人通りの多さを事前に確認しよう

クリーニング店は立地が最も重要です。

住宅街の近くや、人通りの多さなどを事前に調査し、そこに競合がいないか、競合がいる場合には勝負できるかという点を確認しましょう。

クリーニングのニーズがない場所へ開業しても、売上確保は見込めない可能性が高いので、立地については入念に調査した上で決定してください。

お客様への営業が基本。人柄と対話力で常連をつくろう

そもそもクリーニングは飲食店などのように、同業他社と大きく差別化を図るのが非常に難しい業種です。

そのため、クリーニングはお客様とのコミュニケーションが非常に重要になります。

「話を聞いてくれる」「笑顔や接客が気持ち良い」

顧客にこのように思わせる接客によってこのような付加価値を付け、取次店のファンを作ることで、競合他社に負けない強いクリーニング店を作ることができるでしょう。

コロナ禍では、お客様の自宅に取りに行く営業で注文を獲得しよう

コロナ禍においては、お客様に来店させるのではなく、お客様のご自宅まで服を取りに行き、配達する営業方法も有効です。

お客様、特に高齢者の方は感染予防のために極力外出を控えている方も多数存在するので、自宅に取りに行くことは新規顧客の開拓にもつながります。

フランチャイズ本部へ確認し、お客様の自宅に取りに行く営業に問題がないのであれば、接客的に採用してみるとよいでしょう。

クリーニング店の経費の大半は人件費。経費を抑え利益を上げる工夫をしよう

クリーニング取次店の経費のうち、大半は人件費です。

利益率を上げたいのであれば、できる限り経営者自ら店頭に立ち、人件費を削減する必要があります。

また、既存の事業の副業として取次店を始めるのであれば、既存の従業員の空き時間を利用してクリーニングの取次業務をしてもらうのもよいでしょう。

いずれにせよ、クリーニングの取次業務のためだけに、新規従業員を雇ってしまったら経費が大きくなりすぎてしまいます。

可能な限り人件費を削減する工夫をしましょう。

おすすめクリーニング店フランチャイズ4選

おすすめのクリーニングフランチャイズ店は次の4つです。

• 西洋舎

• ホワイト急便

• 国際クリーニング

• 白洋舎

これら4つのフランチャイズは、高いネームバリューの集客力と低コストによる開業を実現することができます。

おすすめのクリーニングフランチャイズを4つご紹介していきます。

加盟金・保証金０円で低リスク開業が可能。万全のバックアップ体制の「西洋舎」

「西洋舎」は加盟金と保証金が0円で開業できる初期費用がかからないクリーニングのフランチャイズです。

料金設定も明確な均一価格かつ低価格設定ですので、取次店や顧客にも分かりやすく、価格競争にも強いフランチャイズだと言えるでしょう。

バックアップ体制も充実しているので、これまでクリーニングや接客業務が未経験という人でもクリーニング店を始めることができます。

保証金、権利金、仕入れ金が不要。営業店ごとの評価制度も充実の「ホワイト急便」

保証金や権利金などの初期費用が不要で開業でき、抜群のネームバリューを誇るクリーニングフランチャイズが「ホワイト急便」です。

ポスターやチラシ、看板類などは全て本部が負担し、取次店側で負担するのは、受付カウンター、商品を保管する棚、ポール、POSレジ、保健所の申請費用などで、合計で70万円程度と非常に安価で開業できます。

取次店の収入は「売上×25~30%」となっており、販売すればするほど利益を確保できる仕組みです。

さらに、開業後は実績から営業のアドバイスや市場調査の結果を共有するなどのサポート体制も充実しています。

取次店ごとの表彰制度もあり、優秀な店舗は海外旅行の景品が付与されるなど、取次店にとっては嬉しい仕組みが多数用意されています。

加盟金・保証金が不要。お悩み別クリーニングメニューで顧客の要望に沿いやすい「国際クリーニング」

こちらも加盟金と保証金が不要で、安価で開業できるクリーニングフランチャイズです。

取次店側の利益は売上金額の約30％と明確な設定になっています。

また研修は実店舗でベテランスタッフがサポートし、納得できるまで実習を受けることができるなど充実したサポート体制となっています。

開業資金がかからず、手数料設定も明確なので、集客さえできればリスクなく開業することが可能です。

ドライクリーニングの老舗。圧倒的な知名度をバックボーンに展開「白洋舎」

クリーニングのフランチャイズの中で最も知名度があると言っても過言ではないのが白洋舎です。

創業は明治39年、加盟店は2022年1月現在で500店舗を超えており、まさに圧倒的な知名度があると言えます。

契約期間は3年間で営業保証金として最低20万円が必要になります。

また、店舗の条件も『10㎡（約３坪）から30㎡（約10坪）で改装、改造が可能であること。』という条件もついており、他のフランチャイズよりも少しだけ開業のハードルは高めです。

手数料は20%～33%となっており、開業後は週に1回本部のスタッフが巡回指導するので、サポート体制は手厚いと言えるでしょう。

実習期間は1週間ですので比較的短時間で開業することができるフランチャイズです。

クリーニング店は地域ごとに有力なブランドが違うため、出店地域にあったフランチャイズを選ぶ

クリーニングはフランチャイズ開業が向いています。

非常に安価かつ簡単に開業でき、知識やノウハウがなくても収益を期待できます。

ただし、クリーニングは地域ごとに有力なフランチャイズが異なります。