結婚相談所の開業は個人でも可能!結婚相談所を開業する方法や開業資金を伝授!

結婚のスタイルが多様化しているなか、婚活ビジネス市場は拡大しつつあります。少子化や晩婚化など結婚にまつわる問題は社会的な関心事となっていて、国や自治体も後押しするなど新しい形の男女の出会いが次々と生まれています。人生の大切な橋渡しをする結婚相談所の開業について詳しく説明していきます。

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結婚相談所の市場規模が拡大!個人開業する人も増加傾向に

婚活ビジネスの市場規模は2000億円程度に達して、過去10年で3倍以上に拡大しています。未婚率の上昇や婚活サービス利用率が低いことから更なる拡大が予想され、結婚相談所を個人開業する人も増加する傾向となっています。

恋愛に対して消極的な人が増えている

恋人のいない未婚者比率は年々上昇し、恋愛に対して消極的な人が増えていることを示しています。

現在は自分のライフスタイルを大切にする人が増えていて、他人のスタイルに自分を合わせることへの抵抗感が高くなっています。恋愛は相手と考え方や価値観を合わせていくプロセスが必要なため、未婚者にとっては無理してまで恋愛しなくても良いという考えが広がっています。

恋愛への消極化が進行しているため、恋愛結婚する人の数も減少しています。そのため、結婚をサポートする婚活ビジネスへの市場ニーズが大変高まっています。

「婚活」や「結婚相談所」への心理的障壁がなくなりつつある

最近の婚活サポートは一昔前のような堅苦しさがなくなり、カジュアルな雰囲気のサービスが増えています。また「婚活」という言葉が一般化したこともあり、女性を中心に「婚活」や「結婚相談所」への抵抗感は下がりつつあります。

近年の晩婚化により、結婚を希望する女性には厳しい環境が続いています。子供を産める年齢などを考えると、できるだけ早いタイミングでの結婚を望む方が多くなっています。「結婚相談所」であれば交際前に男性のプロフィールを知れるので、安心や信頼というイメージを持つ方が増えています。

結婚相談所の開業はフランチャイズが基本!強みである会員数を活かして安定な経営を期待できる

結婚相談所において、最も重視される要素が会員数です。結婚を希望される方が相手に求めるニーズは多様化しています。条件面、性格、趣味、勤務地などのニーズにマッチした相手を探すためには、会員数が多くいることが絶対条件になります。

個人で会員数を集めるのは、どうしても限界があります。フランチャイズ展開している結婚相談所であれば、幅広いネットワークから多くの会員を集めていて、加入することでこの会員数を開業後すぐに活用できます。

安定した経営環境をつくるためには、お客様の期待と信頼に応えることが重要です。圧倒的な会員数の差を考えれば、結婚相談所の開業はフランチャイズを基本として考えましょう。

結婚相談所開業のメリット

結婚相談所の開業には、他の業種にはないメリットがあります。このメリットを活用すれば、早期に安定した経営基盤を築けます。ここでは、そのメリットをいくつか紹介します。

メリット①:少ない投資で簡単に開業することができる!個人で開業する人も多い

結婚相談所は開業時の初期投資を大きく抑えられます。

基本的には紹介サービスのため、大きな設備投資は必要ありません。また、商品仕入れがないため在庫リスクも発生しません。

結婚相談所の規模にもよりますが、開業当初はオーナー1名で運営できます。そのため人件費もかかりませんし、自宅で開業できればオフィスの賃貸料も発生しません。

多額の資金調達は必要ないので気軽に始めることができ、個人で開業する人も多くいます。

メリット②:小規模ならば副業としても開業可能!副業で開業する人が多い

結婚相談所は副業に向いているいくつかの特徴があります。

婚活している多くの方が平日日中に働いている人が多いため、問い合わせや面談などの時間は平日夕方以降や土日に集中します。また、予約して来店される方がほとんどのため、本業との調整が行いやすくなっています。

小規模であれば店舗も必要としないため、営業時間中も留守にできます。会員様からの連絡手段さえ確保しておけば時間に拘束されることが少ないため、副業にも適している業態となっています。

結婚相談所開業のデメリット

結婚相談所開業には、独特のデメリットが存在します。このデメリットを理解しておかないと、開業後早々に経営が行き詰ってしまいます。結婚相談所の特性をしっかりと把握して、事前に対策を検討しておきましょう。

デメリット①:顧客が増えると副業では対応しきれなくなることも

結婚相談所の売上や利益を伸ばすためには、担当会員数を積み重ねていくが必要あります。担当する人数が増えれば、婚活サポートの業務量も比例して増えていきます。そうなると限られた時間しか活動できない副業では充分な対応ができず、顧客の満足度を上げられません。

スタート段階は副業だったとしても、本気で収益化を図るのであればどこかの段階で本業へと切り替えるステージが訪れます。この切り替えは資金投下リスクを伴いますが、このリスクは本来、いかなる業態でも存在するものです。本業に移行する時には、初期投資が大きく抑えられるメリットがなくなると考える方が自然でしょう。

デメリット②:同業他社が多い市場であるため撤退のリスクも大きい

結婚相談所は初期投資が少なく開業しやすいため、同業他社が多く存在します。その結果、顧客の獲得を同業他社と争うことになり、一部では価格競争も起きています。

価格競争に巻き込まれると、個人開業店ではなかなか大手企業に対抗できません。大手企業との差別化が明確に図れていないため、撤退していく個人開業店は数多く存在します。

開業にあたっては、どこに「自社の強み」があるかをしっかりと認識しておきましょう。

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