カフェ・喫茶店の開業を成功する上で重要なポイントは?経営する際の注意点は?

ここでは、カフェをオープンするための基礎知識やリスクを減らす方法について徹底解説しています。コロナ禍の今カフェ・喫茶店を開業・経営する際に注意すべきことはどのような事項なのか。ぜひ、カフェ開業を目指している方はチェックしてみてください。

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カフェ・喫茶店の開業に使える補助金

カフェ・喫茶店を開業する際、全ての開業資金を自前で用意される方もいるでしょう。

しかし、できればカフェ・喫茶店の開業における「補助金」があれば利用しない手はありません。

ここからは、カフェ・喫茶店の開業に使える補助金について解説します。

創業補助金

創業補助金は創業を検討している方に向けた補助金制度であり、創業時に発生する経費の3分の2、最高額200万円まで補助してくれるのでカフェ創業の強い味方となってくれるのは間違いありません。

また、明らかに革新的な発想で他店との差別化が可能なコンセプトであった場合、新ものづくり補助金という補助金制度で経費の3分の2、最高額1000万円まで補助するという驚くべき制度まで存在します。

もちろん、口頭で伝えたり簡単な企画書ではこれら補助金を利用することは難しく、「事業計画書・開業後3年後のスケジュール・収支・資金計画」が国の審査に通過することが必須条件です。

専門家に依頼するなど、そういった費用も加味しながら補助金を利用するか否か検討してみるのがよいのではないでしょうか。

カフェ・喫茶店の開業・経営のよくある失敗の要因

カフェ・喫茶店を開業する場合、大きな資金が動きます。

つまり、失敗すると大きな痛手を追ってしまうことになるわけです。できればカフェ・喫茶店を経営、開業するのであれば失敗を避けたいところです。ここでは、カフェ・喫茶店の経営、開業の失敗事例を紹介していきます。

ぜひ、失敗しないように確認しておいてください。

人通りの少ない地域で開業してしまった

カフェ・喫茶店を開業するにあたって立地はとても重要です。東京都内や京都の観光地などであっても、立地で間違えばカフェ・喫茶店は失敗となります。

そもそも田舎は人口自体が少ない上に人通りがほとんどなければ、そこにカフェがあるということすら認識されません。

SNSで猛アピールしたりテレビ、メディアに常に取り上げられる店舗であれば別ですが、こういった店はごくわずか。

何も音がしない田舎のど真ん中のカフェが憧れ…と思い開業したものの、無収入で原材料費と借金を毎月支払うだけの日々となってしまう事例は一定数存在します。

回転率が悪く、客単価が上げづらいメニューにしてしまった

カフェ・喫茶店に訪れる多くのお客様は、「ゆっくりしたい」とか「知人・友人とゆっくり話したい」、「仕事先の相手と取引したい」といった目的を持っています。

つまり、中にはコーヒー1杯で数時間店舗に居続けるお客様がおり、カフェ・喫茶店は回転率は飲食店の中でもかなり悪い方になります。

例えば、コーヒーにこだわる一方でお客様に満足してもらうために500円のコーヒーを2杯までおかわり無料にしたとします。

しかし、それをいいことに一人あたり2時間以上滞在されると売上的には相当厳しくなるでしょう。

軽食メニューが存在しない、テイクアウトがないなど客単価が上がらないようなメニュー構成にしてしまうと、どんどん客単価が下がってしまうのです。

コンセプトが平凡で、差別化できなかった

カフェ・喫茶店を開業する上でコンセプトの設定はかなり重要な要素になります。

誰でも手に入る業務用のコーヒー豆を使い、どこにでもあるインテリア、メニュー構成。こういった店舗を作っても、他店と差別化できないためリピーターを獲得するのに苦労してしまいます。

今の時代、お客様は大変シビアであることから、カフェや喫茶店に「特別感」を求めます。価格や内装、ここでしか食べられないメニュー、名物店主、面白ネタ。

とにかく、“ここでしか楽しめない”と思わせるコンセプトがない平凡なカフェと喫茶店を作らないと、最初は物珍しさでお客様がやってきてもリピートに繋がらず、あっという間に廃業してしまう恐れがあるのです。

カフェ・喫茶店の開業・経営の成功の秘訣

“回転率が悪く、客単価が安いのであれば、カフェ・喫茶店経営はしない方がいいのではないか?”。

こう思ってしまった方もいるでしょう。

しかし、このデメリットがあるのにも関わらず、大成功を収めているカフェも国内には数多く存在します。

ここからは、カフェ開業・経営の成功の秘訣を解説していきたいと思います。

コンセプトが尖っている

カフェや喫茶店を経営する際、コンセプトが重要なことは先にお伝えしています。

しかし、コンセプトが良いからといって簡単に集客ができるわけではありません。コンセプトが明確であり、さらに尖っていることも重要なのです。例えば、株式会社カンカクの「KITASANDO COFFEE」を例に挙げてみましょう。

メルペイの元取締役が立ち上げたカフェとして知られていますが、なんと完全キャッシュレスというコンセプトで、人件費削減が可能になるだけでなく、感度の高いエリアに出店したことで、品質にこだわった高額商品&キャッシュレスといった部分で集客が可能になったのです。

食事メニューを充実させ、客単価を向上させる

カフェ・喫茶店を成功させるためには、客単価を上げることが重要です。

そのためにはやはり、“食事メニューの充実”は必至でしょう。

例えば、コーヒーなどが充実している店舗と超こだわりのパンケーキも提供する店舗を比較してみてください。

前者も魅力的ですが、コーヒー1杯で1000円以上の値をつけるのは相当ラグジュアリーな内装とコンセプトが必要になります。

一方、パンケーキとコーヒーセットで1800円近くの価格を取るカフェがあったとして、この店舗はフードメインの場合、食事を済ませたお客様はすぐに店舗を後にしてくれる可能性が高くなるでしょう。

人気店となり行列ができるようになれば、時間制でお客様をさばくことも可能です。

カフェ・喫茶店を経営する上で、食事メニューの充実は重要なポイントになってくるでしょう。

フランチャイズでノウハウを活用

カフェ・喫茶店の成功は教科書通りやっていれば掴めるものではありません。

リアルな店舗で実践を積んだ後、独立するといったやり方は廃業率を下げるコツになります。

そこでおすすめしたいのが、フランチャイズでノウハウを活用する方法です。

とくに有名カフェフランチャイズチェーンのコメダコーヒーは、一社員として現場を経験しながら独立を目指せる「独立支援制度」が存在します。

加盟条件の一部を免除してもらえるほか、資金調達や本部が独立後もサポートしてくれるなどの充実したサポート体制となっています。

実際に店舗で活動してノウハウを吸収し、独立に向けてチャレンジできるといったことで多くの成功事例があります。

リスクなくカフェ・喫茶店を開業・経営するにはフランチャイズもおすすめ

カフェ・喫茶店を開業・経営するためには、すでに成功を収めているフランチャイズチェーンを利用するというのもひとつの手段です。

カフェ・喫茶店で最も苦労する立地やコンセプト、そしてブランド力を全て兼ね備えているため廃業リスクが軽減します。

以下ではおすすめのフランチャイズチェーンを紹介していきます。

ぜひ、参考にしてみてください。

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