たこ焼き屋は低資金で開業可能。たこ焼き屋の開業・経営で失敗しない方法とは。

たこ焼き屋は小規模で開業できるビジネスで、工夫次第で開店資金を抑えて開業できます。また他の飲食店と比べてメニュー数や取扱食材が少ないことから、利益を上げやすいという特徴があります。そんなたこ焼き屋の開業で失敗しないために、開業時に準備する費用や必要なものについて解説します。

アイキャッチ

たこ焼き屋の開業で失敗しないコツ

たこ焼きは小資本で開業できて原価率が低いなど利益を上げやすい仕組みの業態ですが、立地や競合に左右されるなどの問題点があります。たこ焼き屋で失敗しないために、開業時に注意すべきポイントを把握しておきましょう。

サラリーマンの集客狙いなら、ベッドタウンの駅前か人通りのある住宅街がオススメ

たこ焼き屋で失敗しないための最大のポイントは立地です。たこ焼きは衝動買いされる傾向が強いため、売上は人通りによって大きく左右されます。

自店のたこ焼きがどのような客層にアピールするかを考え、その客層が多く通る立地に出店することが大切です。例えば、サラリーマン層をターゲットとして狙うなら、帰り道にあたるベッドタウンの駅前や人通りのある住宅街がオススメです。

また、主婦層などをメインにするのであれば、スーパーなどの商業施設に隣接する立地が狙い目でしょう。

適正価格に合わせた価格に設定

たこ焼きの価格は、売上と利益のバランスを考えて設定しましょう。たこ焼きは調理設備によって販売数の限界が決まるため、価格を安く設定すると利益が大きく下がり、高く設定すると購入数が落ち込みます。

また地域によって価格差が大きいのも、たこ焼きの特徴です。1個当たり平均価格は関東圏で70円程度、関西圏では45円程度と大きく異なります。

地域や競合の価格特性を考慮して、適正な価格を設定しましょう。

InstagramなどのSNSを活用しよう

たこ焼きは衝動買いのお客様が多いですが、人通りに頼った集客ではお店の売上は不安定になってしまいます。固定客をつかむためには、お店の宣伝をうまく行うことが重要です。

SNSをうまく活用してオリジナルの味などをPRすれば、お店のファンや固定客づくりにつなげられます。特にInstagramは画像メインという特性と利用者数の増大から、飲食店にとって非常に効果的な宣伝媒体となっています。

基本使用料は無料の上、ハッシュタグからの検索や投稿写真などでお店のホームページや来店へとつなげられます。ビジネス利用の「プロアカウント」もあるので、積極的に活用していきましょう。

食べログ、ホットペッパーグルメ、Rettyなどのグルメサイトに登録しよう

お客様が飲食店を探す場合、最も利用しているのがグルメサイトです。衝動買いが多いたこ焼き屋でも、グルメサイトで上位表示されれば目的買いのお客様を集客できます。

「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパーグルメ」「Retty」の4サイトで掲載店舗数は延べ285万店以上、月間ユーザー数は延べ2億5000万人以上となります。今や飲食店にとっては欠かせない集客対策です。

これらのサイトは無料登録できるため、開店する際は必ず登録しておきましょう。また各社とも有料会員サービスがあります。お店の状況に合わせて効果的に販促していきましょう。

たこ焼き屋経営の収益シミュレーション

たこ焼き屋を始めた場合、売上や収益がどうなるのかシミュレーションを紹介します。モデルケースは以下の通りです。
・店舗型 テイクアウト専門店
・オーナー 1人オペレーション
・1日売上 60箱
・1箱価格 500円
・25日営業(週休1日)

月々のランニングコストは約49万円

□月間原価
タコ 12万円(1個5g、8個入り)
ミックス粉 4万5000円(1箱100g)
ソース、トッピング等 2万2500円
原価合計 18万7500円

□月間経費
包材費 3万円
家賃 8万円
水道光熱費 5万円
その他経費 10万円
経費合計 26万円

月間ランニングコスト合計 44万7500円

たこ焼き屋経営の月間の収益は約30万円!

売上 75万円
原価 18万7500円
経費 26万円

収支 30万2500円

たこ焼き屋の経営者の平均年収は約350万円~

たこ焼き屋は販売形態が多いため、年収にはかなりの幅があります。平均的には350万円程度と言われていますが、黒字化できずに廃業するケースもあります。

フランチャイズ加盟の場合は平均的な売上が個人店より高いため、300~600万円程度と言われ、個人店よりもリスクが低くなっています。

屋台型は立地や契約条件によって売上が大きく変わるため、店舗型よりも年収幅は大きく変動します。ただし、売上が良くない場合は立地を変更できるというメリットがあるため、工夫次第で年収アップが図れます。

おすすめのたこ焼き屋のフランチャイズ

たこ焼き屋でおすすめするフランチャイズを紹介します。お店の特徴や開業資金などを参考に比較・検討してみましょう。

募集案件