アイスクリーム屋をフランチャイズで開業する際に知っておくべき開業資金、メリット・デメリットをご紹介。

アイスクリーム屋フランチャイズオーナーの平均年収は600万円！  

ここではアイスクリーム屋を開業した場合の収支シミュレーションとそれに基づく年収のシミュレーションについて郊外型・都心部型・アドオン型の3つに分けて詳しく解説していきます。

郊外型

郊外型のアイスクリーム屋を開業した場合の毎月の収支シミュレーションは下記のとおりです。

このシミュレーションでは客単価が500円、1日当たりの来店客数が75人で、月25日営業という想定です。

この結果から分かるように郊外型店舗の場合、毎月の営業利益は40万円弱となり、年間での営業利益に換算すると440万円程度となります。

この営業利益が基本的にはオーナーの取り分となるため、郊外型の店舗を開業した場合のオーナーの年収も440万円程度が目安です。

都心部型  

都心部の店舗における毎月の収支のシミュレーションは下記のとおりです。

郊外型の店舗の場合、家賃も高く、また人も多く来るためオーナー以外に人を雇用しています。

それでも都心部で人が多く来るため、アイスクリーム屋を開業した場合には毎月51万円の利益が生じ、年間では約600万円の営業利益が生じることとなります。

この600万円がオーナーの取り分となります。

アドオン型

このようにアドオン型のアイスクリーム屋の場合、毎月の利益は56万程度となり、年間では650万円程度となります。

アイスクリーム屋のフランチャイズ本部おすすめ3選を比較しよう

では実際にアイスクリームのフランチャイズ加盟してアイスクリーム屋を開業する場合にはどのようなフランチャイズに加盟すればよいのでしょうか。

ここでは世の中に数多くあるアイスクリーム屋のフランチャイズの中でもお勧めの3つを紹介します。

５坪のスペースで開業可能！ブランド力のあるプレミアムアイスで他社と差別化「アイスクリームのHobson’s」

1つ目にお勧めするフランチャイズが全国で42店舗展開しており、プレミアムアイスクリームで他社と差別化を行っている「アイスクリームのHobson’s」です。

Hobson'sの特徴は次の2点あります。

1. ロイヤリティ不要

2. 5坪から出店可能

ホブソンズの最も大きな特徴はブランド使用やノウハウの提供に対する対価であるロイヤリティが不要という点です。

一般的に、フランチャイズに加盟すると売上に対して数パーセントのロイヤリティを取られることが普通です。しかしながら、ホブソンズではそのロイヤリティがないため、ランニングコストを抑えることができます。

また、5坪という小規模な店舗でも出店できることも特徴の1つです。

5坪という小規模な店舗でも出店できるため、物件の取得費用や雇用する従業員を削減することができるため、開業費用・ランニングコストのいずれも抑えることが可能となります。また、すでにお店を経営している人の場合、レジ横の空きスペースでも開業することが可能です。

日本国内1000店舗超え！言わずと知れたアイスクリームブランド「サーティワンアイスクリーム」  

2つ目にお勧めするフランチャイズが「サーティワンアイスクリーム」です。

日本に存在するアイスクリームショップ約2000店舗のうち、半数以上を占めているアイスクリームチェーン業界の圧倒的なNO．1です。

サーティワンアイスクリームの特徴は次の3つです。

1. 圧倒的なブランド力

2. 平均客単価は900円以上

3. キャンペーンが充実

サーティワンアイスクリームの特徴はやはり国内で誰もが知るブランドNo．1ブランドというブランド力です。

サーティワンアイスクリームは高いブランド力を持っており、サーティワンアイスクリームが提供するポイントプログラム「アイスマイル」の会員数は450万人にも上るなど、強い顧客基盤があります。

また、高いブランド力に支えられて、高い900円という高い客単価も達成しています。

他にも、企業規模を活かしてポケットモンスターとのコラボをするなど、個人店や小規模なフランチャイズ店では展開できないコラボキャンペーンを実施することもサーティワンアイスクリームの魅力です。

こうしたキャンペーンをFC本部が積極的に行ってくれるため、キャンペーンやコラボ目当てにお客さんがお店を訪れてくれやすくなります。

こうした高いブランド力による強い顧客基盤と高い客単価によって、サーティワンアイスクリームの1店舗当たりの売上高は3000万円と非常に高い売上高を誇っています。

大人女性がメインターゲットのジェラート専門店！２週間の研修で個人・他業種からの参入も可能「ドナテロウズ」

3つ目にお勧めするのが、他のアイスクリームチェーンとは異なりジェラートを主体としている「ドナテロウズ」です。

ドナテロウズの特徴は次の3点です。

1. 大人の女性がメインターゲット

2. 最小店舗規模は10㎡から

3. 2週間の研修で開業が容易

ドナテロウズが提供するジェラートは低乳脂肪で空気が多く含まれていることから、軽さがありながらも濃くて美味しい風味が特徴となっています。

そのため、大人の女性を中心に高い支持を得ています。また、それゆえに、大人の女性以外の女子中高生や子連れのファミリー層をターゲットとするサーティワンアイスクリームと直接的に競合しなくて済むというメリットもあります。

また、最小店舗規模が10㎡であることも特徴の1つです。非常に小規模な店舗面積で開業することができるため、初期費用を抑えるだけでなく、人件費も抑えることができるためランニングコストも下げることができます。

そして、2週間の研修という手厚いサポート体制が築かれていることも特徴です。ドナテロウズの直営店舗で2週間研修を行い、商品知識やオペレーション・接客・レジの扱い方などを学ぶことができます。そのため、全く飲食店の経験がない人でも安心してアイスクリーム店を開業することができます。

アイスクリーム屋のフランチャイズ選びは慎重に  

ここまで説明してきたようにアイスクリームをフランチャイズで開業する場合には、FC本部の力を借りて流行に沿ったアイスクリームを販売できることや簡素なオペレーションで開業できるというメリットがあり、年収も600万円程度を目指すこともできます。