かき氷屋の開業資金や必要なものを徹底解説。"インスタ映え"でブームのかき氷屋で成功を目指そう。

かき氷屋を開業する際に失敗を避けるためには、必要な資格や設備、それらを用意するための開業資金だけでなく、成功のためのノウハウなど様々なことを知っておく必要があります。ここではそうしたお好み焼き店の開業を失敗させないために必要な知識について詳しく解説します。

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かき氷屋の開業に必要な開業資金は500万円程度

かき氷屋の開業に必要な資金は一般的に500万円程度とされています。
ここでは500万円の内訳を詳しく解説していきます。

物件費(賃料):15万円

かき氷屋を開業する場合、それほど大きな店舗は必要なく、10坪から15坪程度で十分です。

かき氷はすぐに食べないと溶けて無くなってしまうため、お客さんもゆっくりと食べることはせず、すぐに食べてくれるので高い回転率を実現しやすくなります。

また、厨房設備もかき氷の提供であれば大きなものは必要ないため、厨房の面積も抑えることができます。

そのため、物件の月々の家賃は15万円程度あれば十分と言えます。

ただし、初期費用としては店舗の場合は最初に半年から1年間の保証金を支払う必要があるため、90万円から180万円程度の費用が必要になります。

内装・外装:250万円〜600万円程度

内装・外装工事にかかる費用目安は下記の通りになります。

項目金額
デザイン設計35万円~70万円
設計管理25万円~50万円
内装工事50万円~150万円
厨房工事30万円~100万円
外装工事100万円~200万円
合計230万円~570万円

冷蔵庫・冷凍庫・かき氷機:30万円〜100万円程度

冷蔵庫・冷凍庫・かき氷機の費用目安は下記の通りです。

項目金額目安
冷蔵庫20万円~50万円
冷凍庫10万円~30万円
かき氷機5万円~15万円
合計35万円~95万円

その他経費:15万円〜80万円程度

上記以外の人件費や広告費、水道光熱費などの費用目安は下記の通りです。

項目金額目安
人件費0万円~50万円
広告費10万円~20万円
水道光熱費5万円~10万円
合計15万円~80万円

10坪程度の小規模な店舗の場合、オーナー1人でかき氷屋を運営することも可能です。その場合、人件費を削減することができます。

かき氷屋の開業に必要な準備

かき氷屋を開業するためには何を準備すればよいのでしょうか。

ここではかき氷屋を開業する前に事前に準備しておくべきことについて詳しく解説します。

かき氷機で食感が決まる。妥協せずテーマに沿ったかき氷機を使用しよう

まずやっておくべきことは「かき氷機を妥協しない」ということです。

業務用のかき氷機は15万円以上するものもあるため、導入に勇気がいるかもしれません。しかし、かき氷は後述するように利益率の高い商品であるため、多少高い機材を購入したとしてもすぐにその費用を回収することができます。

そのため、コンセプトに合ったかき氷を作ることができるかき氷機を使用することをお勧めします。

氷を保存する冷凍庫は必須の設備

ごく当たり前ではありますが、かき氷屋を開業する際には冷凍庫が必須の設備となります。

かき氷屋の場合、氷を保存する場所が意外と必要になるため、大きめの冷凍庫を用意しておくことをお勧めします。

トッピングを保存する冷蔵庫

また、トッピングを保存する冷蔵庫も用意しておく必要があります。

トッピングの種類や1つのかき氷に盛り付けるトッピングの量、来店客数によって必要となる冷蔵庫の規模が異なります。

メニューやレシピ、予想する来店客数などの経営シミュレーションをしっかりと行った上で厨房設備の導入をする必要

天然氷を使用する場合は仕入先も確保する

かき氷の主な原材料である氷にこだわって天然氷を使用する場合は仕入れ先をしっかりと確保しておく必要があります。

また、天然氷の場合、天候によって収穫量が毎年異なるため、場合によって十分な量の氷を仕入れることが難しかったり、価格が上昇してしまうことがあることにも注意が必要です。

かき氷以外のスイーツを販売する場合には別途厨房設備が必須

かき氷だけを販売する場合、かき氷機と、フルーツをカットする包丁・まな板、ソースを作るためのフライパンがあれば十分であるため、本格的な厨房設備は必要ありません。

しかしながら、冬の売上が落ち込む時期にかき氷以外のスイーツを提供してその売上減を補う場合には各スイーツを作るための厨房設備が必要となります。

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