キッチンカー（移動販売）のフランチャイズをはじめたい！人気な理由や失敗しないフランチャイズの選び方は？

キッチンカー（移動販売）のフランチャイズの開業資金は250万円程度

キッチンカーの開業資金の目安は250万円程度と少ない金額で始めることができます。

店舗型では物件の取得費用とフランチャイズへの加盟金が大きな開業資金が必要となるのに対して、キッチンカーではそうした費用を抑えることができます。

ここではそうしたキッチンカーの開業資金とランニングコストについて詳しく解説していきます。

開業資金は250万円が相場感。ランニングコストは50万円程度〜

キッチンカーでの開業する際に必要となる項目とその費用目安は下記の通りです。

キッチンカーでの開業は店舗型と比較して開業資金を抑えることができる点に特徴があります。

店舗型の場合、一般的に店舗取得時に半年から1年間分の賃料を保証金として支払った上で、1坪あたり30万円～70万円程度の内装・外装工事費用を負担する必要があります。

そのため、15坪程度の小規模な店舗で営業する場合であっても600万円～1000万円程度の開業費用が必要となってきます。

それに対して、キッチンカーで開業する場合、すでに内装が整っているキッチンカーを中古で100万円～200万円で購入することができます。

また、キッチンカーのフランチャイズの場合、加盟金が0円であることも多いです。

店舗型の場合、加盟金は100万円～200万円程度必要となる場合も多いため、こうした加盟金の有無も開業費用の大きな差となってきます。

このようにキッチンカーのフランチャイズではキッチンカーの取得費用とその外装工事、調理器具の費用などを含めても250万円程度で開業することができます。

また、ランニングコストの主な項目とその費用目安は下記の通りです。

キッチンカーでは1人で営業することが可能であるため、人件費を節約することができます。

ただし、キッチンカーだからといって家賃が不要であるというわけではないことには注意が必要です。

出店する立地の土地の所有者に対してその土地の利用料を支払う必要があるため、月に10万円程度のコストが必要となります。

また、車両の維持費としても駐車場代や自動車保険料などを考えると月に10万円程度必要となることが多いとされています。

この土地使用料と車両維持費の計20万円に原材料費用を足したものが月々のランニングコストとなります。

そのため、キッチンカーのランニングコストとしては毎月の売上が100万円である場合にはおおよそ50万円程度が目安となります。

開業資金を抑えてキッチンカー（移動販売）を開業する方法も

キッチンカーではもとも店舗よりも低い開業資金で開業することができますが、キッチンカーをレンタルすることでさらに開業資金を抑えることもできます。

キッチンカーをレンタルした場合に必要となる開業資金の目安は下記の通りです。

このようにキッチンカーをレンタルした場合、開業資金を50万円程度に抑えることもできます。

ただし、レンタルの場合、当然ですがレンタル費用が毎月のランニングコストとして必要となってくることには注意が必要です。

一般的に1か月の契約で40万円程度、半年の契約で150万円程度が必要となります。そのため、キッチンカーをレンタルした場合も経営の目途が立ったら購入した方が長い目で見れば費用を抑えることができます。

キッチンカーオーナー（移動販売）の平均年収は570万円

キッチンカーのフランチャイズに加盟して開業した場合の収支シミュレーションは以下の通りです。

このように月の売上高が100万円程度であった場合、毎月の利益は48万円程度となります。

この48万円が毎月のオーナーの収入となり、この48万円に12か月を掛けた576万円がキッチンカーを開業した場合の年収目安となります。

キッチンカー（移動販売）のフランチャイズの種類を紹介！

ここではキッチンカーのフランチャイズにはどのような種類があるのかを紹介します。

人気のランチカー（弁当など）

キッチンカーのフランチャイズとして最もポピュラーなものがお弁当の販売を行うキッチンカーです。

お弁当のキッチンカーの場合、ビジネス街などのランチ需要が主な売上の源泉となります。

本格的なタイ料理を提供する「ES-Tokyo」では表参道駅から徒歩2分という好立地でガパオライスとアジアンミートライス、ナシゴレンの3種類の料理を提供しています。

どの料理も800円と表参道としてはリーズナブルな価格設定である上に、味も評判でありお昼時になると周辺のOLを中心に行列を作る人気ぶりを博しています。

スイーツ、カフェ系

キッチンカーのフランチャイズの種類にはスイーツやカフェを提供するものもあります。

青い車体が特徴の「カフェリベルタ」ではクレープを提供しています。

メニューもソーセージやツナが入った軽食系と、生クリームをふんだんに使用したデザート系の2つのタイプを用意しており、ランチ需要とおやつ需要のどちらにも対応しています。

焼き鳥やから揚げ等の惣菜類

焼き鳥やから揚げなどの惣菜もキッチンカーで提供することができます。

「キッチンカー匠」では注文を受けてから焼き鳥を焼き始める本格的な焼き鳥を提供しています。

キッチンカーで焼き上げているため、焼き鳥の美味しい香りが周辺に漂い、その美味しい匂いが広告効果にもつながっています。

セントラルキッチン方式を採用した方が効率的に営業することは可能ですが、この「キッチンカー匠」のように香りが広告効果となることもあります。

たこ焼きやたい焼き、お好み焼き等の粉物

たこ焼きやたい焼き、お好み焼きなどの粉ものもキッチンカーで提供できるジャンルの一つです。

「たこ焼 有助」では6個500円で本格的なたこ焼きをキッチンカーで提供しています。

TwitterなどのSNSメディアの利用も盛んで、毎日の営業場所と時間をSNSを通じて発信することで集客につなげています。

生鮮食品や生活雑貨等

少しキッチンカーのイメージとは異なるかもしれませんが、生鮮食品や生活雑貨などの移動型のスーパーとしてもキッチンカーを使って営業することができます。

「移動スーパー　とくし丸」では、スーパーの大型化・郊外化で日常の買い物に不便を感じている人たちをターゲットに、玄関先まで軽トラックで出向いて日常の買い物をできるというサービスを展開しています。

このように、移動販売ならではのサービスを行っている場合もあります。