ピザ店のフランチャイズ開業する際に押さえておくべきことやおすすめのフランチャイズ8選を紹介！

ピザ店のフランチャイズがおすすめな理由

ピザ店をフランチャイズに加盟して開業するメリットは様々あります。ここではそうしたピザ店をフランチャイズで開業することをおすすめする理由について詳しく解説します。

コロナ禍で宅配ピザやテイクアウトのニーズが高まっている

ピザ屋の開業をおすすめする2つ目の理由はコロナ禍で宅配ピザやテイクアウトへのニーズが高まっている点です。

コロナ禍において人との接触を避けたいという人が多くなっているため、外食でお店の中で食べるのではなく、外で買って家で食べるいわゆる中食や宅配を頼むという人が増えています。

こうした中食や宅配の楽さ・便利さに気が付いた人々は仮にコロナ禍が収まったとしても中食や宅配へのニーズがあまり低下しないことも予想されます。

そのため、宅配ピザやテイクアウトしやすいピザについても現時点でのニーズが高まっているだけでなく、今後も期待できる業界とも言えます。

こうした高いニーズが期待できることもピザ店をおススメする理由となります。

宅配ピザはブランド力、運営ノウハウが必要なため、フランチャイズがおすすめ

ここまでピザ店の開業をおススメしてきましたが、特に宅配ピザ店を開業する際にはフランチャイズに加盟することもおススメします。

この記事を読んでいる皆さんは「宅配ピザのお店と言えば？」と尋ねられるとおそらくピザハット・ピザーラ・ドミノピザといった大手3社はぱっと思いつくのに対して、他のお店はなかなか思いつきにくいのではないでしょうか。

このように宅配ピザ業界では「ピザ御三家」と言われる3ブランドが高いブランド力を持っています。

また、宅配ピザは宅配というシステムを導入しているため、通常の飲食店経営とは異なる運営ノウハウが必要となります。

そのため、宅配ピザ店を開業する場合には大手のフランチャイズに加盟し、ブランド力を利用することと、運営ノウハウの提供を受けることをお勧めします。

注文システム、配達の仕組みなども必要

宅配ピザを個人で開業する場合には、注文を受けてピザを焼き、注文をしてくれたお客さんに対してピザを配達するというプロセスの1つ1つを自分で設計する必要があります。

しかしながら、これまで注文・配達のシステムを作り上げた経験がない個人が注文・配達システムを考えた場合、実際に営業を始めてからではないと分からない穴がどうしても生じてしまいます。

開業初期に注文・配達のミスが生じ、悪い評判が広まってしまうと、その後の経営にも支障をきたす可能性が高くなってしまいます。

その一方で、フランチャイズに加盟した場合、注文のシステムや配達のシステムなどは既に各フランチャイズで整えているため、オーナー自身で一からシステムを構築する手間を省くことができるだけでなく、注文・配達システムのミスによる悪い口コミを防ぐこともできます。

こうした点も個人ではなくフランチャイズに加盟することをおすすめする理由となります。

ピザのフランチャイズ選び・運営するときのポイント

ピザ店を開業する際にどのフランチャイズを選ぶべきなのかについてここでは4つのポイントに絞って詳しく解説。

経営についての悩みを親切に聞いてもらえ相談しやすいフランチャイズを選ぶ

加盟するフランチャイズ選びで重要なポイントの1つがアドバイスをしっかりと受けることができるかどうかです。

ピザ店の経営は必ずといってもいいほど事前の想定通りに経営がうまく進むわけではありません。

「ライバル店がいないと思って開業したのに、開業後にライバル店が近くに開業してしまった」や、「思ったいたよりも売上を獲得できず赤字になってしまった」、「アルバイトの研修がうまくいかずサービスが悪いという口コミが広がってしまった」など様々な問題が経営をしている中で起こりえます。

そのため、経営についての悩みをした際に真剣に相談に乗ってもらえそうなのかどうかについてはフランチャイズ選びの重要なポイントとなります。

ウーバーイーツの出現により宅配だけでは差別化できない時代。業態選びは慎重に

コロナ禍前までは出前を取って家で食べるという場合にピザ以外の選択肢はそれほど多くはありませんでした。そのため、宅配ピザという業態自体が出前へのニーズの多くを吸収しやすい状態が生まれていました。

しかしながら、コロナ禍をきっかけにして様々な店舗がウーバーイーツや出前館などを利用して、宅配サービスを提供するようになり、「宅配」というだけでは他の飲食店と差別化は困難になってきています。

そのため、宅配ピザを開業するのか、テイクアウト専門店にするのか、イートイン中心のピザを開業するのかなど、どのような業態のピザ店のフランチャイズに加盟して開業するのかについては慎重に考える必要があります。

チラシやSNS発信など集客の仕組みを確認

フランチャイズによっては、クーポン付きのチラシを配ってお客さんを獲得するのか、またSNSなどで情報を積極的に発信をしてお客さんを獲得するのかなどそれぞれ方針が異なります。

どのような集客をとっているのかによって、運営オペレーションやオーナー自身の負担も異なってくるので、集客の仕組みをしっかりと確認しておく必要があります。

宅配中の交通事故の保証制度がととのっているかの確認

宅配ピザをフランチャイズに加盟して開業する場合に見落とし勝ちなのが宅配中の交通事故への保証制度です。

宅配ピザ店を開業する場合、毎日のように従業員がバイクを運転してピザを届けることになるため、配達中の事故というのがどうしても起こってしまいます。

こうした際にFC本部から何らかの保証を得られるのか、あるいはオーナー自身が何らかの保証をしなければならないのかは大きな問題となります。

事故が起こってから確認をしていては遅いため、加盟するフランチャイズを決定する前に各フランチャイズに確認をしておく必要があります。

ピザのフランチャイズの開業の流れ

ピザ屋をフランチャイズで開業する場合の流れは以下の通りです。

1. 同一領域のFCを比較

2. FC本部と面談・加盟するFCの決定

3. 資金調達・事業計画の作成

4. 出店立地の選定・物件取得

5. 内外装工事・調理器具等の導入

6. FCとの加盟契約・研修

この6つのプロセスについてそれぞれ詳しく解説していきます。

同一領域のFCブランドの特徴や優劣を検討

先述したようにそれぞれのFC本部によるサポート体制をはじめとしてメリットとデメリットや特徴があります。

FCごとに様々な特徴があり、それぞれの良し悪しがあります。
その中で自身に合ったFCを探すことが重要です。

FC本部と面談し、最終的に加盟するFCを決定

FCの特徴を分析し、加盟するFCの候補を絞り込んだら次に行うのは各FCと連絡を取り面談を行い、加盟するFCを決定することです。

FC本部の担当者ときちんと話し合うことで、ミスマッチを防ぎ期待値の調整をすることができます。FC本部がどこまでサポートしてくれるのかなど、様々な部分で遠慮なく質問するのが良いでしょう。

必要資金の調達、事業計画の作成

加盟するフランチャイズを決定すれば、開業に必要な資金調達と事業計画の作成を行う必要があります。

開業に必要な資金についてはFC本部がアドバイスをしてくれるはずなので、FC本部と自己資金がどれぐらいあるのか、どれぐらいまでの初期投資を行うつもりがあるのかなど話し合いを行います。

場合によってはリースを織り交ぜるなどし初期費用を抑えるなどして開業することもあります。

FC本部の指示に従い、出店地域・立地場所を選定、物件取得

次に行うのはFC本部に従い、出店地域や場所を選定し、物件を取得していくことです。

FC本部からシュミレーションが共有されますが、シミュレーション通りに経営がうまくいくとは限りません。

最後に責任を取るのはFC本部ではなく加盟店なので、批判的にシュミレーションを吟味する姿勢が重要になります。

内外装、厨房機器・調理器具の導入を行う

物件が決まれば、内外装工事や、厨房機器・調理器具の導入を行います。

これらの内装や外装のレイアウトやデザイン、どの厨房機器や調理器具を導入するのかついてもFC本部のアドバイスを受けながら、決定していくこととなります。

フランチャイズに加盟する場合は各フランチャイズで内外装は統一されていることが多いため、内外装については自らの意見を通ることは難しいことが多いです。

FC加盟契約を結び研修などの開業準備を進める

もちろんオーナー自身が1人で開業する場合には研修は必要ありません。

しかし、宅配ピザの場合は必ずと言っていいほど宅配用の従業員を雇う必要があります。そのため、その従業員の質やサービスを均一化しておくためにも研修は避けて通ることができないプロセスでもあります。