ピザ店のフランチャイズ開業する際に押さえておくべきことやおすすめのフランチャイズ8選を紹介!

ピザ店をフランチャイズで開業する際に失敗しないためには、メリットとデメリットや、開業資金、成功のためのノウハウなど様々なことを知っておく必要があります。ここではそうしたピザ店のフランチャイズでの開業を失敗させないために必要な知識について詳しく解説します。

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ピザのフランチャイズの気になる開業資金目安

ピザ屋の規模に合わせて場合分けして、それぞれで解説していきます。

大手ピザフランチャイズだと平均3000万円

大手ピザフランチャイズに加盟する場合に必要となる開業費用の項目と金額の目安は以下の通りです。

項目費用目安
加盟金300万円
保証金200万円
内装・外装工事費1700万円
厨房機器700万円
開店費用220万円
店舗取得費用別途
合計3120万円+店舗取得費用

この表に示しているように大手のピザフランチャイズに加盟する場合は3000万円以上という高額の開業費用が必要となります。

中堅ピザフランチャイズだと平均1500万円

中堅ピザフランチャイズに加盟する場合に必要となる開業費用の項目と金額の目安は以下の通りです。

項目費用目安
加盟金100万円
保証金200万円
内装・外装工事費600万円
厨房機器600万円
店舗取得費用別途
合計1500万円+店舗取得費用

中堅のピザフランチャイズに加盟する場合には1500万円に店舗取得費用が必要となります。

中堅ピザは大手ほどのブランド力がないため、大手と比較して加盟金が低い傾向にあります。

移動販売のピザフランチャイズだと平均350万円

移動販売のピザフランチャイズに加盟する場合の開業費用の目安は以下の通りです。

項目費用目安
加盟金100万円
保証金なし
内外装工事費50万円
厨房機器100万円
車両取得費100万円
合計350万円

移動販売のピザフランチャイズの場合は350万円程度の開業費用で開業することができます。

移動販売の場合、厨房設備に大規模なものが必要なく、また内外装工事費用も低く抑えることができるため、最終的な開業費用を抑えることができます。

ピザのフランチャイズ開業での平均収益は700万円

ピザフランチャイズに加盟したピザ店を開業した場合にはどれぐらいの利益を得ることができるのでしょうか。

ここでは大手のピザフランチャイズに加盟した場合と、中堅ピザフランチャイズに加盟した場合、移動販売のピザフランチャイズに加盟した場合の3つのケースに分けて、それぞれ収益シミュレーションをしています。

大手ピザフランチャイズの収益シミュレーション

大手のピザフランチャイズ店に加盟し、13坪でフードコートに出店した際の収益シミュレーション(月間)は下記のとおりです。

項目金額目安
売上高500万円
原材料費180万円
売上総利益(粗利)320万円
人件費80万円
賃料75万円
水道光熱費35万円
販売促進費5万円
その他雑費5万円
減価償却費50万円
ロイヤリティ(3%)15万円
利益53万円

月間の最終的な利益が53万円となります。そのため、大手のピザフランチャイズに加盟した場合の年収目安は636万円となります。

ただし、フードコートに出店した場合には賃料負担が大きいため、フードコートへの出店ではなく郊外店などの場合は利益が増え、それによって年収もより高くなることが予想されます。

中堅ピザフランチャイズの収益シミュレーション

中堅ピザフランチャイズに加盟した場合の収益シミュレーションは下記のとおりです。

項目金額目安
売上高300万円
原材料費90万円
売上総利益(粗利)210万円
人件費50万円
賃料20万円
水道光熱費25万円
販売促進費5万円
その他雑費5万円
減価償却費30万円
ロイヤリティ(3%)9万円
利益66万円

最終的に毎月の利益として残るのが66万円となり、年収換算では792万円となります。

移動販売ピザフランチャイズの収益シミュレーション

移動販売のピザフランチャイズに加盟した場合の収益シミュレーションは下記のとおりです。

項目金額目安
売上高100万円
原材料費30万円
売上総利益(粗利)70万円
人件費0円(オーナーのみ)
出店地獲得費用10万円
水道光熱費5万円
販売促進費5万円
その他雑費1万円
ロイヤリティ(3%)3万円
利益46万円

移動販売のピザフランチャイズに加盟した場合、月間の利益は46万円となります。そのため、年収換算では550万円となります。

ピザのフランチャイズ開業のメリット

ピザは実は原材料の関係などから、フランチャイズに加盟して開業した方が有利な場合があります。
ここではピザのフランチャイズ開業のメリットについてお伝えします。

小麦価格は高止まりだがFC本部の大量仕入によりピザの原価を抑えられる

ピザ店をフランチャイズで開業した場合のメリットとしてはフランチャイズの規模の経済性を活かすことによって原価を抑えられるということです。

Investing.com(https://jp.investing.com/commodities/us-wheat)をもとに作成

上記のグラフは2015年1月から2021年12月におけるシカゴ商品取引所での小麦先物価格推移を示したものです。

この表を見ると分かるように、小麦先物価格は2019年4月頃から継続的な上昇傾向にあり、下落する兆しが見えてきません。

ピザの主要な原材料である小麦の仕入れ価格は高止まりしており、ピザ店の経営を圧迫する要因にもなります。

しかしながら、ピザフランチャイズに加盟した場合、FC本部が一括して小麦を仕入れるため、大量購入による割引を受けることができ、原価を抑えることができます。

このようにピザフランチャイズに加盟することで規模の経済性を活かし、低コストでピザ店を経営しやすいというメリットがあります。

宅配ピザはすでに非接触に対応できていて今後も感染対策に強みがある

2つ目のメリットは宅配ピザはコロナ禍で求められるサービスに対応済みであるという点です。

コロナ禍やその後の時代には感染症対策への意識が高まり、非接触での商品の受け渡しが一般的になることが予想されます。

その点において宅配ピザはすでに非接触でのピザの提供に対応することができているため、他の飲食店による宅配サービスと比較して一歩先を進んでいるというメリットがあります。

GPSデータ管理ツールで宅配バイクの回転率があげられる

フランチャイズに加盟する3つ目のメリットはGPDデータ管理ツールなどを利用することができるという点です。

個人で開業した場合、GPSデータ管理ツールなどは導入費用がかかるため、導入へのハードルが高くなります。

それに対して、フランチャイズに加盟した場合、すでにFC本部がその仕組みを整えているため、簡単に利用することができます。

それによって宅配バイクの回転率を高め、人件費やガソリン代の節約につなげることができます。

季節ごとのキャンペーンやCM、アプリの活用ができる

ピザフランチャイズに加盟することのメリットの4つ目はキャンペーンやCM、アプリの活用など個人ではやりにくいサービスの効果を享受することができるという点です。

オーナー自身が普段ピザを焼いて、営業時間終了後に後片付けや会計の処理をしてなど日常の業務をしながら季節ごとにキャンペーンや新商品を考えることは非常に時間的にも労力的にも厳しいものがあります。

しかし、フランチャイズに加盟した場合、そうした新商品開発やキャンペーンはFC本部が考えてくれるため、オーナー自身は何もしなくてもそうしたFC本部の努力の成果を享受することができます。

また、個人が大規模なCMをうったり、アプリを作成することは難しいですが、フランチャイズに加盟した場合にはFC本部がその規模からくる資金力を利用してCMをたくさんうってくれたり、使いやすいアプリを開発してくれていたりと様々な恩恵を受けることができます。

こうした個人では難しい仕事をFC本部が行ってくれることもフランチャイズに加盟することのメリットとなります。

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