インドカレー屋を開業・経営するには?開業資金や開業形態について徹底解説!

インドカレーのフランチャイズではお客さんに商品を提供する際には事前に用意したルーをさ皿に盛り付けるだけなのでオペレーションも簡単で気軽に経営することができます。ここではそうしたインドカレーのフランチャイズで開業・経営する際の流れや必要なコスト、成功・失敗の事例などインドカレー屋を開業する際に知っておくべき知識を詳しく解説していきます。

アイキャッチ

カレー屋の市場規模は900億円程度とそれほど大きくない

カレーは国民食としれ知られ、日本人なら誰しも好きといっても過言ではありません。しかしながら、外食産業におけるカレー屋の市場規模は900億円程度とそれほど大きくはありません。

ただし、その一方で、外食でカレーを月1回以上食べる人は5割にも上っており、かつ約8割の人がインド料理やタイ料理といった専門店で食べることが多いとされています。

そのため、外食産業として存在感のあまりないカレー屋ではありますが、インドカレー屋を開業・経営する場合には、ある一定の需要があると言えます。

インドカレー屋の業態は店舗型とキッチンカーの2つ

では、インドカレー屋を開業する場合にはどのような業態があるでしょうか。

インドカレー屋の業態は大きく分けて店舗型とキッチンカーの2つのタイプがあります。

店舗型の場合は、物件を借りて営業することになるため、物件の取得費用や内装・外装工事費用といった初期費用や、毎月の家賃などのランニングコストがかかりやすい業態です。ただ、その一方で、毎日同じ場所で営業を行うため、固定的なお客さんを獲得しやすいというメリットもあります。

それに対して、キッチンカーの場合はキッチンカーを改造して営業するため初期費用やランニングコストを抑えることができますが、場所を変えながら営業するため固定客を獲得しにくいなどのデメリットもあります。

このそれぞれのメリットとデメリットを考え、自分自身のスタイルにあった業態を選ぶ必要があります。

インドカレー屋の開業の流れ

インドカレーを開業する場合の流れは下記のとおりです。

  1. 競合分析と商圏分析

  2. コンセプトの決定

  3. レシピ・メニュー作り

  4. 商圏・物件の決定

  5. 内装・外装のレイアウト決定

それぞれのプロセスについて詳しく解説していきます。

インドカレー屋の競合や、商圏を調査する

まずやるべきことは競合や商圏の分析です。

出店を考えている地域においてインドカレーやタイカレーなどの競合がいないことがベストですが、競合が存在している場合にもその競合がどのようなカレーを出しているのかを分析し、どのような差別化を行うのかを考えることが重要です。

この差別化を考える際に重要となるのが商圏分析です。

そもそもインドカレーを食べてくれそうな人がどれぐらいいるのか、またどのようなインドカレーを好む人が多いのかを分析することによって、開業後の経営シミュレーションや競合との差別化ポイントを考えることができるようになります。

お店のコンセプトや、業態を決定する

競合・商圏分析が終われば次に行うのがお店のコンセプトや業態の決定です。

競合・商圏分析をもとにどのようなカレーならニーズがあるのか、あるいは競合と差をつけるべきポイントはどこかを考え、お店のコンセプト、業態を決定していきます。

レシピ・メニューを作り、仕入れ先を探す

コンセプトが決定すれば、そのコンセプトに基づいてレシピやメニューの作成を行う必要があります。

コンセプトとメニューがずれてしまうと、お客さんの心に響かなくなってしまいやすくなるため、作れるからといってメニューに入れるのではなく、しっかりとメニューを絞り込むことが重要となります。

開業する商圏を決定し、物件を決める

次に行うのが実際の物件の決定です。

競合・商圏分析やコンセプトに基づいて、ターゲットにしているお客さんが来店しやすい場所を出店場所として選ぶことが重要となります。

店舗の内装・外装を作る

そして最後に行うのが店舗の内装・外装工事です。

内装・外装工事についてもお店のコンセプトをしっかりと反映させたものに作り込むことをお勧めします。

内装・外装とお店のコンセプト、提供しているメニューがそれぞれチグハグになってしまうと、外装や内装に魅力を感じてお店を訪れた人は思ったようなメニューがなくがっかりしてしまい、逆にメニューに魅力を感じてお店を訪れた人は内装とのギャップで居心地の悪さを感じてしまいやすくなります。

そのため、コンセプトとメニュー、内装・外装を一貫したものにすることが必要となります。

キッチンカーの場合、車両を調達する

キッチンカーで開業する場合には、物件の取得をする代わりに車両を調達するというプロセスが必要となります。

キッチンカーを調達する方法としては以下の3つがあります。

  1. 自分で調達した車をキッチンカーに改造する

  2. もともとキッチンカーとして売られているものを購入する

  3. キッチンカーをレンタルする

通常の車をキッチンカーを改造する場合には自ら改造を施してもよいですが、業者に頼んでしまうという方法もあります。

また、キッチンカーを購入する場合は新車ではなく中古を購入することで初期費用を抑えることができます。

キッチンカーをレンタルする場合には初期費用を最も抑えることができるというメリットがありますが、レンタルしている限りレンタル料を支払う必要があるためランニングコストがかかってしまうというデメリットがあります。

NEXT
インドカレー屋の開業資金目安

募集案件